おれはいつゴールドアリュールを見たのか

好位を追走した内田博幸騎乗、単勝1番人気のクリソライトが直線で抜け出して7馬身差の圧勝。重賞初挑戦でGIタイトルを奪取した。タイム2分4秒8(良)。2002年に勝った父ゴールドアリュールとレース史上初の父子Vを達成。

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 ろくでもない広島と横浜の試合(いくら連戦中とはいえ、福井をもっと早く交代できなかったのか?)の合間にMXでJDDを見た。ゴールドアリュールの子が圧勝していた。インサイドザパークで穴狙いしたおれなどあざ笑うかのように。ゴールドアリュールのJDDは2002年、もう11年も経っているのだから驚く。驚くというか、なにか人生に進展も展開もない自分の時間に虚しくもなる。
 ゴールドアリュールといえば、自分が生で見た競走馬の中でも、ほんとうにピカピカの馬だった。おれは11年前のレースを生で見ていたのだろうか?

 プリンシパルリバー地方馬だったけど吉田一族の馬だった。社台っぽいメンコをしていたような気もするが、どうだったか。そしておれはこのレース、ひょっとしたら内田博幸のホシノスナを買っていたかもしれない。いや、違う、東京ダービーの方か?

 キングセイバーは中央入りしたかと思ったら障害を走ったりしていたっけ。まあともかくホシノスナだ。父あらじ、もとい父アラジ。思うに、ドラールアラビアンのような追い込みを期待していたのだと思う。いずれにせよ、本命にしていたとしたら、さすがにJDDではなく東京ダービーか。
 さて、おれはいつのパドックゴールドアリュールを見たのか。ネームヴァリューが目の前で勝つのを見た覚えはないから、ほかに可能性のあるのは東京大賞典

 ここで火が出るくらいカネツフルーヴから買って負けた、ような気もする。おれはそもそもカネツクロス好きで競馬をはじめたようなところもあるから、同じカネツの馬で南関東伝説の馬ロジータを母にもつこの馬に入れ込んだのも無理はない。それが、人気薄だったんだからな。
 まあ、結局はわからない。家に帰ってハズレ馬券の山を漁ればわかるかもしれないが、その気力もない。上のレース結果を見ても、一番はまっていたころより少しあと、という感じがする。今のおれは、ぜんぜんハマってない。ハマっていたところで馬券が当たらないのは今も昔もかわらない。