2014年がはじまる

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お金をいっさい持っていないので、街中の自動販売機から疎外されて途方に暮れる。そんな夢を見た。初夢だ。

自転車に乗って道を走っていたら、前を行く葬儀社のワゴンに記された電話番号の下四桁が7676だった。「はやく仏になろうなろう」かと思う。アパートに帰って「南無南無」であることに気づいた。犬を追いかけ、犬が死ぬのを見た元日に比べればましな話である。

おれにはなにも残されていない。今までの蓄積もなければ、なにかを成すべき残り時間もない。漫然と一日一日を食いつぶしていくのだろう。食えればの話だが。まったく、すべてはそこに尽きる。

これ以上落ちたら声が出せなくなるというところまで薄皮一枚。なろうなろう、早く仏になろうなろう。まったくめでたいことである。