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ダブルピースなドラッグを、あらたに生まれてくる子供たちに用意していないのは、明らかにわれわれの社会の怠慢である

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ダブルピースなドラッグを、あらたに生まれてくる子供たちに用意していないのは、明らかにわれわれの社会の怠慢である。新しい生命を言祝ぐようなマナーが存在していながら、一方でダブルピースでハッピーなドラッグのことは念頭にもない。少子化を嘆くのも、新たなる労働ロボットの生産の減産について資本家が嘆いているだけのことだろうかと思う。そして不良品はゴミ捨て場だ。欺瞞に満ち満ちている。

あらゆる人間にはダブルピースでシェシェのシェっと笑って生きる権利があるはずだ。それなのに、ダブルピースも用意しないで人に産めよ増やせよというのはどういう了見だろうか。父親よりさらに世界に適応できない子が生まれてくることを、イリイチは自然の復讐と言ったが、人間はもはや自然の復讐にドラッグによる反攻をせねばならない。

もはやこの西洋文化崇拝の、唯物功利主義の、義理も、人情も、血も、涙も、良心も無い、厚顔無恥個人主義一点張りの社会は動かしがたい。社会は変革されない。改良もされない。ならば個体を、個体の内面を改造するよりほかないはずである。

そのために、各個体がその生命を謳歌するための物質が必要にほかならない。すばらしい向上心、高い意識、成功を他者とともにわかちあい、失敗を前向きな糧にできる、そのような人格形成をもたらすドラッグが。いついかなるときもダブルピースでウッキウキになるようなドラッグが。

悲惨の人間のためにはそれが用意されていなくてはならない。人類は後世のために、それを用意するのが慈悲にほかならない。それなのに、こともあろうにその可能性を取り締まったりする始末である。

こうして社会に適応できぬ人間はゴミのように打ち棄てられ、排除され、不可視化され、それでも人に迷惑はかけるなと脅迫され続ける。この惨劇はいくら繰り返されても終わりが見えない。人類は適応できない個体を生産し続ける。

小惑星に探査機を飛ばしている場合であろうか? STAP細胞を研究している場合であろうか? 人類はもっとウッキウキになってダブルピースで「シェシェシェッ!」と笑いながら、より効率的に労働に励み、過労にも心を病まず、社交的・外交的で、本来能力以上の能力を発揮する、そのようなドラッグの開発に全ての科学力を注ぎ込むべきではないのか。歌声は響き、あるものは踊り、みながお札に火をつけて足元を照らす。

あらゆる人間ができるだけ最強でわりと無敵、向上心に富み、意識は高い。お互いが仲良く感じられ、手に手をとって新しい明日を喜ぶ。だれも自分で自分の命を絶とうなんて思わない。社会はそうでなくてはならない。そのためにはドラッグが必要だ。この冷たい雨ですら祝福に感じられるような。

おれが言ってるのは皮肉でも逆説でもなんでもないんだ。

ピース、そしてダブルピース。