- 作者: L.F.セリーヌ,Louis‐Ferdinand C´eline,高坂和彦
- 出版社/メーカー: 国書刊行会
- 発売日: 1995/03
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (2件) を見る
……点十点! 十二個! お助け! もうその時はおしまいだ! 私はそういう人間だ!
ジャズはワルツを覆した。印象派は《窓明かり》を殺した。人は今に《電報式》に書くかさもなきゃまるで書かなくなるだろう!
おれは《電報式》で書くやつ知ってるぜ、ジェイムズ・エルロイってんだ。たぶん、そうだろ。違うか。知らねえや。それで、『ギニョルズ・バンド』だけどよ、読んでいて苦痛っつーのか、読んでるのかどうかわかんねえなって感じが4/5くらいあったな。バロウズ読んだぜって、なんかに対してのアリバイみてえに『裸のランチ』を、『ソフト・マシーン』を読んだ、そんな感じだったな。そうだ、セリーヌ、あんたが影響を与えた作家にバロウズは含まれるんだろうか。ビートニクスへの影響は言われっけどさ。そういえば、この『ギニョルズ・バンド』でのラリった描写の強力さは通じるもんがあるんじゃないの。でもさ、戦争の大爆発と文体の大爆発と……そりゃ訳者は訳しきれてない! って懺悔するくらいのしろもんだろうけど……それでどうにも参っちまう、義務感で読んじまうってところはあるさ。それでも、最後おもしろげな人物が出てきて、こっから話が転がってくのかってところで終わりよんね。そりゃあ2があるのは知ってるけど、とりあえずおれは国書刊行会の「セリーヌの作品」シリーズを順を追って読んでくって決めてるから、続きは先になるか。先がどうなってんのか、先があんのかしらねえけどさ。まあとりあえずそんなんよ、そんなところよ。
>゜))彡>゜))彡