- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2014/01/22
- メディア: Blu-ray
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さて、どんな話かというと……白紙ということにしておこう。いくらでもネタバレにワンクリックでアクセスできる(公式でさえ)のだから、あえておれが書くこともあるまい。
となると、それ以外のこととなるが……上記役者たちはさすがの演技(といえるほど演技の良し悪しなぞわからんが)、そして真木よう子すごいな、と。独特の存在感があって……。おみそれしました、というか。はっきりした二重まぶたに化粧っ気のない……それがただ黙ってなにかを見つめているだけで、なにかがあるんだなって。
あと、舞台となる場所がよかった。東京の西の方の山の奥の方というか……たとえばどこかのローカル線に乗っていて、まわりは山と森なんだけど、駅の近くとかにはちょっと集落があったりして……ここに住む人はいったいどういう人生を、生活を送っているのだろうと思いをはせたりする……なんかそういう想像を引き起こすようなところなんだ。そういう想像の先に……幸せな人生があるのか、不幸せな人生があるのか、それ以外のなにかがあるのか……この映画は「それ以外」を描いたと言えるのかもしれない。
ということで、連休の最後の日に、どこに出かけるでもなく部屋で観るには、なかなかじんわりと暗いものを残してくれる、なかなかにいい映画でした、と。それと、ラストがよかった。ほんとうに最後のラストな。
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