『ゆるゆり』11巻(特装版)を買うのこと

ゆるゆり (11)巻 特装版 (IDコミックス 百合姫コミックス)

ゆるゆり (11)巻 特装版 (IDコミックス 百合姫コミックス)

 たしか本屋で見かけたんだ。買ったかな、買ってねえかな、タイトルロゴがどうの帯にあるけど……いつ発売した? わからん。となると、やはりネット通販ということになってしまう。調べてみれば発行日2月5日。絶対に年度末の渦中で発売に気づいてなかったわ。……ということで、三ヶ月遅れくらいで購入。金はないが、『ゆるゆり』に落とすくらいの金はある。関係ないが『大室家』の限定版はAmazonで予約していたのを忘れて楽天でも買うという痛恨のミスをした。戒めとして売りもせず(そもそもなにかを売るという習慣がないのだが)積み上げてある。
 さて『ゆるゆり』11巻(特装版)。この(特装版)がえらくおもしろい。「さいしょのほうR」と銘打たれた冊子で、『ゆるゆり』1巻の3話分くらいを、11巻現在のキャラで描き直している。当然、絵柄も最新のもので、これを1巻と見比べて読むと随分と違う。ただ、各キャラについては、1巻あとがきですでに「実は初期設定の時と今とではキャラの性格が変わっていたりします」とあるので、ほんとうに最初の最初が別物といえるのやもしれぬ。まあ一番は1巻6話で確定してしまったアッカリ〜ンなのだろうが。
 そういうところからいくと、11巻71話「結衣にゃんの攻撃力」などひねりが効いていてたいへんおもしろい。たいへんおもしろいこともなき世を生きているのだから、たまにはこんなご褒美があってもいいだろう。して、アニメの3期は……なくてOVAとその劇場上映ときたもんだ。おれは……映画館に行けるだろうか? いろいろな意味で。まあいい、気づいたら気づいたときのことだ。おしまい。