グエムル-漢江の怪物- スタンダード・エディション [DVD]
- 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
- 発売日: 2007/01/26
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で、この『グエムル』。まあ文字通り怪物(韓国語だとその通りらしい)が出てきて人を襲ったりするし、とうぜん人が襲い返したりする話だ。正直なところ、おれは特撮もの、怪獣ものというのに特段の関心がない。ないのだけれども、この「グエムル」は、怪獣というには手頃なサイズ、いや手頃というには大きいが、なんというかリアルな中形といったところで、なんとも見事に動いてくれて、こりゃあ観ていて目が離せないわ、と思う。
目が離せないといえば、おれには映画の画面の話などわからないが、人々や「グエムル」が縦横に動きまわる、そういうところが上手いなぁと思った。見上げたり、見下げたり、走ったり、止まったり。なにかよくわからないが、飽きさせない動きというものがある。それでまた、見せたり見せなかったりというのも上手いなぁと思った。『スノーピアサー』じゃ感じなかったのに、なんでだろうね。『スノーピアサー』は列車内っていう限られた空間なのがよくなかったのかな。本作も閉じ込められた空間というのもあるけど、そればっかりじゃなかったしな。
政治色みたいなのは、まあそれなりにあったかなという。反米的韓国映画……キム・ギドク? 『受取人不明』? なんかニュアンスが違うかな。よく覚えてないだけなんだけれど。まあそれにしても韓国映画というのはエネルギーがあって、骨太だ。いや、偏った韓国映画ばかり(つーかキム・ギドクに一時期はまった程度だが)観ているだけで、恋愛映画とかそういうの知らんしな。けど、恋愛も骨太かもしれない。フラれた男が骨を持って追いかけてくるとか(『哀しき獣』のミョン社長ね)。まあ、それはないか。
ま、そんなんで、『グエムル』、ともかく目が離せない一作。もし観ていない人がいれば、今更でも観といて損はないんじゃあないでしょうか、というあたりで。
>゜))彡>゜))彡>゜))彡
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- 発売日: 2014/06/27
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