今期見終えたアニメについて

 今期もたくさんのアニメが放映され、放映を終えた。おれはそのなかのいくつかを見はじめ、そのなかのいくつかを見終えた。ほとんど最初から見なくなったものもあるし、後半に入ってから興味を失って見るのをやめるものもあった。そして、最初から最後まで見たものももちろんあった。そんなアニメの話をメモしておきたい。

悪魔のリドル

 最終回を見て「え?」となった人も少なからずいるらしい。おれは基本的にポケーっと見てる(というかポケーっと生きてる)ので、「こういう後日譚集めたみたいな終わり方は嫌いじゃないな」くらいにしか思わなかった。そもそも、そんなにハードじゃねえよってことに気づくのが遅かった。ラジオの方でさんざん兎角がポンコツだとネタにされていたのに、まあなんというか普通に、まじめに見ていたというか。そう、真面目なんだよ、おれは。あんまり得意じゃないんだ、ダメさっぷりをあえて楽しむってのが。でも、言っておくけれど、他人がそのダメさっぷり、トンデモっぷりを指摘してるのを見るのは好きなんだ。一粒で二度おいしいと言わせてくれ。それでもって『リドル』だけど、だいたいおれは同性がキャッキャしてるのを見るが好きなので、好きだったと言える。好きなキャラ? 伊助様ですかね。いや、なんとなく。

極黒のブリュンヒルデ

 『リドル』なんかに比べると、こっちはハードだったな、ハード。だって、女の子がソフトに溶けちゃうんだもの、物理的に。あれ、前も書いたっけ、まあいいや、それがなんかこの絵柄でってのが、どっかしら「きついなー」って思わせるところがあった。緊張感はあったとは思う。思うけど、最後の最後、『とある〜』シリーズに出てきそうなのが魔女封じやったり、世界がどうのと急展開して、「え、なんなの?」みたいな気持ちになった。原作はまったく知らないのでよくわからないが、いったいどうなってんだろうと。鎮死剤がなくなったら血がだらだら流れて、手足がもげて死ぬ、というあたりの基本ラインのシリアスさはよかったんだけど、さいごの置いてきぼり感がやや強く。なんとも、どうだか。

シドニアの騎士

 打ち砕けー・ー・ー。というわけで、これは面白かった。フルCGというのだろうか、そういう違和感なんてまったくなくて、そいつが宇宙SFものにびったり合ってて最高だった。文句ねえだろう。いや、宇宙服の汚れが逆にきれいに目立ち過ぎちゃうように見える、とかそういうのはあるけど、そういう細けえことはいいんだ。ラジオのペ氏とあやねるの組み合わせもよく、あとは原作に手を出すか出さないかだな(原作が『BLAME!』くらいわけわかんなかったらどうしよう←弐瓶勉はこれしか知らない)。

ノーゲーム・ノーライフ

 おれはライトノベルっぽいものが苦手で、これはどうかなと思ったが、最後まで興味を持って見ることができた。理由は……なんだろうね。頭脳戦らしい頭脳戦っぽさみたいなものがあったからかね。おれはポケーっと見てるので穴とかあってもわからん。その上で……序盤のチェスとかはどうかと思ったが……なんかきっちりやってんのかなーっと思ったような気はする。あと、おれにとって沢城みゆきさんの幼女(いづな様)役というのは意外な感じがした。あんまり意外じゃないんだろうけど。

『ピンポン』

 これはもう傑作じゃないの。おれが湘南は片瀬の出身だということを差っ引いても(そんなしょうもない要素さっ引くほどのこともないか)。なんていうの……本当になんていうの? カット割り? 画面の使い方? 専門用語はわからないが、リズムっつーの、テンポっつーの、音楽とも調和して。それに声優陣が野沢雅子からチャイナの人まで全員いい感じにハマってて。あれ、これ、面白いよ? って人に言いたくなるような。ああ、途中でなんか書こうとしたっけな。

 まあ、そんくらいよかった。最終回も見事なもんだった。愛してるぜ。

ラブライブ!

 最終回を一回間違えて、ディスクに焼いて仕舞いこんでしまった。ちゃんと見てねえじゃん。うーん、たしかに中盤そうだったかも。でも、最終回よかったよ。うん。まあでも、なんか次に続く感出しちゃったりして、そういうのもなんだ、メディア展開的に必要なんだろうけどね。同時期におれは『アイマスOFA』にドハマりしてて、比べるようなところがあるか……というとそうでもなく。ただひとつ残念なのは、ライバルの一員である大橋歩夕先生の声がもっと聴きたかったと思うのであります。

 えーと、あと、なんだろ、『ハイキュー!!』とかか。まだ続くからな。でもなんだ、最初は久々の少年スポーツ漫画感にグッとくるところがあったけど、だんだん飽きてきた……というのには早いか。来期はなにがあんだろうね。なんんかいいもんあるといいね。おしまい。