連休が終わる。
すべての連休には終りがある。すべての連休の終わりに捧げる。
5月2日は横浜市の外に出た。川崎の映画館まで行ってすばらしいストライクウィッチーズを観た。
5月3日は天皇賞(春)が行われた。おれはアドマイヤデウスにそうとうの自信があって、落ちている金を拾う気持ちで馬券を買ったら大敗だった。ゴールドシップは面白い馬だと思うが、馬券的な相性はよくないように思う。この日はザよこはまパレードにも行った。
5月4日は買い物に行った。本牧の方に歩いて行った。買い物といっても台所用洗剤だの下着だのだ。ついでに志村貴子の漫画を買おうと思ったが、無かったので『プロレス地獄変』などを買った。5月5日は三井アウトレットパーク横浜ベイサイドマリーナに行った。女がジョギング用シューズを買うのに付き合った。アディダスでいい買い物をしたようだ。おれはといえばとくに何も買うつもりは無かったが、花殻のシャツと革のベルトを買った。京急杉田とJR新杉田の間を歩いた。新杉田から歩いて家まで帰ろうと思ったが、暗くなっていたのでやめた。
5月6日は買い物に出かけた。豚肉と長芋とかつお節を買いに出かける必要があったのだ。ついでに、寺に寄ることにした。ふだんの通り道の近くに時宗の寺があるのを知ったのだ。
一番軽いレンズをつけてカメラを持ちだした。空は曇っていた。
お寺は小さなものだった。お寺というより墓地販売所のような感じだった。藤澤山というのがなにかおかしい気がした。おれは鎌倉から藤沢に通っていたこともある。
空は曇っていて、寺は小さかった。暑くもなく、寒くもなかった。
おれはスーパーに行く前にチェーンのコーヒーショップに入って200円くらいのアイスコーヒーを飲んだ。支払いはSuicaだった。
そこで1時間くらいか、村上春樹の『海辺のカフカ』を読んだ。図書館で借りたのではなく、女から借りたものだった。
そのあと、おれはスーパーで買物をした。アスパラガスなど、勘定に入っていなかったものなど買ってしまった。
酒は買わなかった。
5月4日に本牧のイトーヨカドーでテキーラを買い足していたから、しばらくは持つのだ。
アルコールの残弾。ビールのようなものと缶チューハイ3缶、安いスコッチ1/3ほど、テキーラ(クエルボ・レポサド)1/5ほど、テキーラ(サウザ)4/5ほど。
できれば、真っ当なシングルモルトウイスキーを一本常備しておきたい。
死ぬ前に飲んだとしても恥ずかしくないようなやつ。
買って買えないこともない。とはいえ、しかし今のおれはテキーラが好きだ。度数のわりにスイスイと入ってくる。もちろんストレートだ。
スーパーではいろいろなものが高くなっていて、日本経済がどうなるのか知らないが、おれにとっては痛い。痛い割には連休の間、買い物をしすぎた。
しかしまあ、どこに旅行に行くでもなく、地方競馬に手を出すでもなく、わりとおとなしく過ごしたぜおれは。おれはおとなしく過ごしたつもりだぜ。この世の栄光の終わりがくるときには、それが褒められておれは極楽に行くんだぜ。じゃあ。