『ジャージー・ボーイズ』を観る

 今、クリント・イーストウッドといえば『アメリカン・スナイパー』だろうが……『人生の特等席』についで『ジャージー・ボーイズ』を観た。
 正直、フォー・シーズンズというバンドの名前なぞ聞いたことがなかった。おれの知らない時代の、まったく知らないバンドの話ということになる。しかもミュージカル原作だ。でも、イーストウッドなら……。
 ……やっぱりそこそこ観られちゃうんだよな。それにまあ、フォー・シーズンズは知らなくても、誰もが一度は聴いたことがあるであろう(カバーかもしれないけど)曲が2曲は出てくるし、毎度の父と娘のあれやこれやもあり、クリストファー・ウォーケン渋いなとか思ったり、まあそんなところ。
 とはいえ、おれに刺さった、というところもなく、『舞妓はレディ』でもそうだったけど、ミュージカル映画は最後ああいうふうに終わるのがお決まりなのかしらんとか、そんなところ。おそらくだけど、刺さる世代の人にはぶっ刺さるんだろう、とは思うが。まあ、なんか『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』を観たあとみたいな感じになった。おしまい。
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