待ちに待った岩明均『ヒストリエ』9巻を読む

ヒストリエ(9) (アフタヌーンKC)

ヒストリエ(9) (アフタヌーンKC)

 正直に言うと、この9巻を読み始めて読み終えて、「おれ、8巻読んでたっけ?」って思った。すみません。で、調べてみれば(ネットというのは便利な道具だ)、ちゃんと読んでいた。

 2013年……。というか、正直に告白すれば、「今、どーなってんだっけ?」というのもやや忘れ気味のところであって、全体的に記憶も薄めであって、9巻は9巻で新展開というか1エピソードあったから読めた、というところであって。つーか、内容充実の9冊、1から読み返すのが筋ってもんだろうが、あ、なんか8巻の感想にあるように、貸してしまっていて手元にない。どうしたもんだろうね、いや、返してもらうか。置き場はあるのか、まあいいか。
 そんでなんだろうね、もうべつに『ヒストリエ』とかみんな読んでんだろ? ←っておれが言ってるときは、わりと本気で「みんな」って思ってる場合が多い。どうでもいいけど。まあそんで、そうか、8巻のときは1コマ気になったのを取り上げてなんか書いてるな。よし、今回も。今回はこの2コマ。P32から引用いたします。

 ん、誰? エウメネス。なーんか顔、変じゃね? というか、今までこういう顔出てきたっけ、とか。いや、そんだけでなんだけど、なんか気になったんで。一方で、見開きの反対側の最後の2コマなんてのは「これぞエウメネスっぽいな」という顔してるもんで、いや、違和感が。これがあれか、アニメなんかでいう「作画崩壊」とかいうのを気にする感じだろか。つーかまあ、なんかエウメネスが顔も体型も完全に大人になったんかな? とか8巻の所在もわからんままに思ったりはしたんだけど。ちなみに、一番しびれたページは137ページかねえ。妥当だろ。
 まあ、顔一つ二つ、そんなん気にしない、気にしちゃいけない。それどころじゃない。ともかく次が読みたい。槍とか描くのたいへんなのか、どうなのかなんだかわからんのですが、ともかく次を、できればおれが生きているうちに完結を……と、あと何回願えるんだろうかね。わからんね。ああ、もう、もうちょっと遅く生まれてきて、完結作品として一気読みしたかったなあ、まったく、そう思わん? 以上!

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……こんだけ面白い漫画、今ほかにどんだけあんだ? と、言えるほど漫画読んでないおれですが。

……これの連載ペースはどんなんだったんだろ。