『攻殻機動隊2』はアニメ化せえへんの?

攻殻機動隊 (2)    KCデラックス

攻殻機動隊 (2) KCデラックス

 地上波放送の『攻殻機動隊ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE』など見終えて、気分が攻殻機動隊だったので『攻殻機動隊2』なんかをひっぱり出して読んでみる。何度も読んでいるが、相変わらずよくわからん、ところもある。

 宇宙人の哲学書かもしらん。でも、電脳戦はしびれるし、かっこいい。電脳世界も、かっこいい。どうしてこれ、アニメ化せえへんの? まさに攻殻機動隊ワールドやないの。いまどきの最新のCG技術で、こうブワーッとやってくれへんか? これに関しちゃ立体視のメガネなんか装着してみたっていいぜ、みたいな。
 ……と、思うんだけど、たぶん需要がないんやろうね。みんなが好きなのはサイバーパンク・ハードボイルド・警察ものなんだろう。でもっておれは2000年代前半はアニメとかぜんぜん見とらんかったから、神山健治監督シリーズの2作なんかも最近になって見たくらいのもんで、そこんところで世間様とズレてんのかもしんない。
 でもって、『ARISE』で過去に遡る、と。はっきり言っておれは『ARISE』嫌いじゃない。好きだよー。でも、なんかいつまで経っても似たような攻殻機動隊って感じがしないこともないのよー。だから、あんまり『新劇場版』と銘打たれても、映画館行こうかという気にもならなかったりすんの。いっちゃなんだが、もうちょっと見飽きた部分があるような、と。
 と、そこで話は頭に戻るんだけれど、漫画『攻殻機動隊2』、こいつのアニメ化せえへんの? 決して次に続くもんでもないし、ハード・サイバーパンク(?)に神話に哲学に行き過ぎちゃってるかもしんないけど、一発行ってみてもいいんじゃないのって。べつに嫌いじゃないけど未来警察ものばかりが攻殻機動隊じゃない、押井守ワールドばかりが攻殻機動隊じゃない、原作者直々の『2』忘れられてないですか? と。まあ、そんなことを広大なネットの片隅でつぶやいたりしてみるわけです。おしまい。

……関係ないけど種牡馬パイロって「放火魔」って意味だったのね。

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……結局今期の地上波放送で見終えた。途中までは借りたりしてたんだけどね。

……この漫画続き読んでないや。