スキットルを買うのこと

おれはずっとスキットルというものがほしかった。ウィスキーやなにやらを入れる銀色のアレである。だが、おれは単に表面つるっつるのスキットルはほしくなかった。表面になにかゴテゴテした装飾がほしかった。チャイハネあたりで売ってそうな装飾が。だが、チャイハネにそんなものはない。なかった。だが、あるところにはあった。久しぶりにAmazonで検索をかけたら引っかかった。

 

 メイド・イン・ロシア。愛が込められているかどうか知らない。これが970円。これは買いだと思った。なので、買った。

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まあなんだ、970円らしいものである。とはいえ、おれはこのバッド・テイストを好む。悪くないじゃあないの。

あとは中味と使いみち、ということになろう。おれが思い浮かべるのはちょっと素敵なシングル・モルト・ウィスキーを入れて夜の大井競馬あたりでグビグビと、という感じか。それとも、やはりロシアということでウオッカなりズブロッカなりを入れて、会社のトイレで隠れて飲む、というのもありだろうか。

いずれにせよ、人間失格感が漂っている。悪くない。おれはとうの昔に失格した人間だ。濃度の高いアルコールの入った瓶が日に日に消費されていく。中味については考えよう。

お、そこのあなた、中味について一票入れたいというのなら、下からどうぞ!

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