はてなブックマークのどこかで見かけて、引用されている少年の絵があまりにも美しかったから、タイトルを記憶にとどめた。タイトルを記憶にとどめるのは簡単な話だ。あまりにも美しい映画『私の少女』を連想すればいい。
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『私の少女』は30代女性と10代少女という組み合わせだったが、『私の少年』の方はといえば、30代女性と10代前半少年ということになる。美少年ということになる。長髪の黒髪美少年ということになる。キラッキラの目をした長髪の黒髪美少年ということなる。ああ、なんだろうか、この高揚感。かつて、『ヒカ碁』の塔矢アキラきゅんに出会ったような衝撃……！ そして、加齢のせいもあって（ゆらゆら帝国を聴いているということもあって）女性側に感情移入してしまうおっさんのおれ。これ以上は危ない。危ないが、メロッメロになったと告白せずにはいられない。あああ、と溶け去りそうになる。Kindleではじめて定価購入して（セットでセールになっていた『プロレススーパースター列伝』くらしか買ってなかった。「千の顔をもつ男！ ミル・マスカラス」の9話まで読んだ）、後悔はまったくない。あらゆる美少年に祝福あれ！
……って、蛇足を書くけど、おれの彼女の人はおれより20歳年上であって、それを考えるとなあ。ああ、おれも美少年であっただろうか？ どこかのだれかが澁澤龍彦を好きな人はみなかつて美少年であったとか書いてたとか思うし、きっとそうに違いないだろう。いい年してそんなことを思う。おしまい。おしまいったらおしまい！
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『ヒカルの碁』については……まあいいだろう。ひとつ言っておくが、おれはこの漫画が大好きだが、囲碁のルールはさっぱりわからないままだ。入門書を読んだり、アプリをやってみたりしても、まるで頭に入ってこない。将棋と麻雀はいくらかわかる。この差はなんなんだろう？
