知らぬはおればかりなり ―しょうゆスプレー

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100円ショップで「しょうゆスプレー」というものが目に入ってきた。こういうものもあるのか、と思った。おれはお好み焼きの生活をしてるので、醤油を使う機会は少ない。せいぜい豆腐(4パック100円の充填豆腐)にかけるくらいだ。その、豆腐にかけるときどうするか。おれは当然のことながらパックから出さないで豆腐を食う。表面に醤油をかけるとどうなるか。こぼれる。こぼれるのは、よくない。よくないので、おれは箸で豆腐に十字の溝を掘ったりする。その溝に醤油を流しこんだりする。どうもなんというか、ぼこぼこの溝に醤油に流しこんだりするのはおもしろくない。そこで醤油スプレー。これなら表面に均一に、こぼれることなく、塩分控えめに、醤油を使えるんじゃあないか、と思った。思ったので、買った。シールが醤油っぽい、という以外は、要するにアトマイザーなのだけれど、アトマイザーだって100円で売ってるのだから、シールが醤油っぽいことを評価してもいいだろう。しかしまあ、こんなものあるのだな。

……と、思って人に話したら、そんなものはもうずいぶん前からある、などと言われた。Amazonで検索してもこのとおりだ。

 

普通にあるやん。

 

有田焼 ちょいかけ調味料スプレー 花ちるさと 800907

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 さらには有田焼のスプレーまであって驚く。ちょっとした贈り物にいかがですか、ってな具合である。ぜんぜん知らなかった、世の中がこんなことになっていたとは。まあ、普及率しらんけど。それになんだね、霧状になった醤油が狙いを外れたところに漂うリスクもあるしね。

しかし、そのうち日本人の食事シーンで焼き魚とかにシュッ、シュッってするのが普通になる日がくる可能性だってある。ないかな。ようわからんが。昭和脳のおれとしては、食卓の醤油差しというと……

 

醤油差し ルジェ ガラス 調味料入れ 135ml NT-209

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 こんな感じのを使ってたな、という印象なのだけれど。まあいいや、おしまい。