『ドキュメンタル』がなんかいまいちな理由

新たなる闘いのはじまり

松本人志プレゼンツの『ドキュメンタル』。参加費100万を払った芸人10人が密室に入れられ、6時間笑わずにいられたやつが1000万もらえるという設定。Amazonオリジナルの番組。

これのシーズン2を昨日見終えた。なんというか、なんかちょっといまいちだった。なんだろうね。なんかこうね、Amazonだけにね、という理由もあって、みんな脱ぐ方向に行っちゃうのがね。下ネタに行くのがね。そこんところがどうも飽々というか。笑えないわけじゃないんだけど、お笑い芸人でも結局そこに行くのかな、みたいな。

なんかもうちょっとね、落ち着いて席に着いて、お互い会話で殺しに行くようなところもあっていいと思うんよ。頭脳戦。「すべらない話」で笑っちゃいけない、みたいな。それとも、芸人はそういう話に強すぎるのか、弱すぎるのか。そこで急に被り物なり下ネタなりをぶっこむやつがいてもいい、くらいの。

あとはなんだね、偶然の笑い、油断の笑い、みたいなやつは結構好きだな。普通の会話になってしまって普通に笑ってしまった、とか、どうでもいいかみまみたで吹いてしまうとか。それはいい。

それとそうだな、シーズン1で説明もなく出てきたイエローカードの制度。一発アウトだと思っていただけに、イエローだのオレンジだのすこしまどろっこしいとか。でも、そうでもしなけりゃ撮り高というのかな、それが足りなくなる、開始5分で決着とかになりかねないから無理か。

でも、そういうシーンも見てみたいな。なんかもう究極のネタなりボケなりが炸裂して、一撃で九人殺すの。そんなん見てみたいような気もする。笑いの神様が降ってきてそんなこと起きるの。そんなのは見てみたい。