飽き飽きて北朝鮮

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「ICBMは米独立記念日の贈り物」 金正恩氏が宣言:朝日新聞デジタル

「ICBMは米独立記念日の贈り物」

米国独立記念日の贈り物を日本の排他的経済水域に贈るもんじゃない。ハワイのあたりに届けろ……などと思ってしまうおれは平和ボケかもしれない。なんとなく、北朝鮮からミサイルの贈り物が届けられるのが当たり前になってしまっているのも平和ボケかもしれない。……それでいいのか?

それが、わからんのだ。1970年台の最後に生まれたおれは、当然のことながら戦争というものを知らぬ。こんな感じから、戦争に滑っていったのか、そうでもないのか、わからん。素直に、わからん。この空をミサイルが行き交うまであと何秒かわからん。

わからんといえば、北の黒電話様だ。スイス留学などで、自由の空気や自らの出自についてわかったことがあるはずだ。それでも、国に帰ってあの服を着て、変な髪形になって、することといえばロケットの発射と粛清ばかりだ。どうかなっちまってるんじゃないかい? そう思わずにはいられない。人間の身体を高射砲でぶち抜く。それを見る。そんなん、普通じゃあり得ないぜ。だから、もうこの世には飽き飽きして、世界もろども滅んでやろうとか思っても不思議じゃないのだぜ。

一方で、トランプとかいう人。おれのなんの根拠にもよらない憶測だけれど、そろそろアメリカ大統領というポジションに飽きてきたんじゃないか、とか思える。ビジネスのディールのほうが、よっぽどエキサイティングだ。大統領というやつは、なにかと反対するやつが多いし、面倒くさい。もうそろそろ辞めてもいいか、それとも、なんかエキサイティングなことしてみるか? そんな風に思ってても不思議じゃないんじゃないの。

……という二点から、なんかあっても不思議じゃないよな、と思う。とはいえ、実際にそれが起こったら、「ああ、不思議なことだ」と思うかもしれない。おれの住む横浜に核ミサイルは落ちないかもしれない。落ちるかもしれない。もしも落ちたら、おれはそのときどう思うのだろう。「ああ、不思議じゃなかった」と思うのか。おれにはよくわからない。こんなもの、無能者の杞憂に終わればいいとも思う。一方で、もうなにもかも無茶苦茶になってしまえ、と思うおれもいる。厄介なことである。