横浜のカープファンが野球について語るとき語ること

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会社の周りの飲み屋なんかがドッカン、ドッカン湧いてて、なーんか負けてるんやろうな、と思って帰って確かめたら、負けておった。

新井さんが意地の一発を打ったけど、さらに打ち返された。

まあ、こんなもんなんだよ。考えてみればシーズン不動の四番打者だった鈴木誠也もいない、安部もいない(帰ってきたけど)、エルドレッドもいない(途中からだけど)、先発の調子は落ち気味、これで勢いに乗ってきたベイに短期決戦で勝てるかどうか。よくて五分五分。というかシーズン負け越し。

それで、少なくないカープファンが「ベイより阪神に来てもらったほうが……」とか思ったんじゃないだろうか。阪神にはカープ殺しのウィーランドいないし。なんか、そういう負の思いが選手に伝わったので? そういうことを言ってもいいし、言わなくてもいいし、ともかく野球いうんはこういうものや。

ああ、そして横浜スタジアムそば(そういう食べ物ではない)のカープファン、一人、自分の安アパートで、安い丸椅子に座って焼酎(カープびいき)を飲み干して、ウトウトして試合が終わる直前にひっくり返って、メガネが飛んで、焼酎をぶちまけ、床は濡れ、おでこに怪我をして、散々だった。ああ、散々。ともかく野球いうんはこういうものや。

新井さんは来年も残ってくれるという。タナ・キク・マルも突然の大リーグ移籍とかないかぎり残るし、鈴木誠也が無敵になって帰ってくる。CSは調子を落としたが松山はものになってるし、エルドレッドもベンチの切り札、脅威になってくれるだろう。バティスタにはもっと成長してもらおう。

投手陣はというと、もうちょっとガツンとしたエースが一人いるとな。薮田とかに期待しよう。あと、黒田博樹も言ってたけど、左殺しが一枚ほしいよな。

広島に左の中継ぎいれば…継投幅狭めた/黒田博樹氏 - プロ野球 : 日刊スポーツ

 まさかの敗退となった広島は、左の中継ぎ投手がいなかったのが、やはり響いたのではないか、と思う。左-左の対戦で必ずしも投手の方が有利ということはないのだが、いるといないのとでは、どうしても継投策の幅を狭めてしまう。

 例えば5回、筒香に本塁打された場面だ。2番手の大瀬良は4回も2死から3連打され、失点していた。5回も簡単に2死を取ってからロペスに左前打された。ここで筒香という場面で、1人、左投手がいれば…と思ってしまった。1軍の高いレベルで戦える左腕中継ぎがいないのは去年も同じだったのだが、課題なのではないだろうか。

この課題、ドラフトで即戦力中継ぎ左腕(……どこもほしいよな)を上手く獲得するとか、なんかウルソー、いや、ウルソーじゃだめだ、まあ外国人とかなんとかしてくれよな、というころ。

まあ、そんなところで、石井琢朗河田雄祐コーチも去ってしまい(石井コーチは横浜に帰る日は来るのだろうか。おれはべつにどこでもいいけど。しかし、ヤクルトはうまい補強したよね)、そのイズムは継承されるにしても数年。あと二年か三年はCS進出できるチームではあるだろう。だが、その先はわからない。再びの暗黒時代が来て、それこそ横浜と阪神と5位や6位の譲り合いを繰り広げることになるかもしれない。野球いうんはそういうものや。そういうものなんやで。はあ。まあ、ドラフト会議楽しみにしよ。ほな。