そこはマンチェスター? 映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』を観る

 

あれ、「10点差」ってなんのスポーツだ? サッカーじゃないのよな。 え、左ハンドル? 右側通行? そこでおれは一時停止ボタンを押して携帯端末を手にした。「マンチェスター・バイ・ザ・シー」と検索した。

マンチェスター・バイ・ザ・シー (映画) - Wikipedia

あらすじ
リー・チャンドラーは短気な性格で血の気が多く一匹狼で、ボストンの住宅街で便利屋として生計を立てていた。

ボストン! ボストンからマンチェスターまで車で行けるのか! 行けない! というわけで、タイトルから勝手に「イギリスを舞台にしたイギリス映画」と思い込んでいたおれは海に叩き落された。

マンチェスター・バイ・ザ・シー - Wikipedia

マンチェスター・バイ・ザ・シー (Manchester-by-the-Sea)、または単にマンチェスター (Manchester) とは、アメリカ合衆国マサチューセッツ州エセックス郡ケープアン(英語版)に位置する町である。景色のいい浜辺や景勝地で知られる。2010年のアメリカ合衆国国勢調査によると人口は5,136人だった[1]。

新大陸め!

……とはいえ、途中から一回寝落ちしたというのは告白しておくが、いい映画なんじゃないでしょうか。とくに、『ブレードランナー2049』の主人公みたいな、ちょっと情けない感じの主人公がよかったね、って、Wikipedia見た時点でアカデミー賞とかたくさん賞もらってるの知ってたけどね。まあ、人生や家族の時の流れを切り取った佳作よな。16歳のアメリカ白人少年の下半身事情とかべつに知りたかないけどさ。ただ、船に関するシーンなんかは美しくていい感じだ。

それにしてもあなた、アメリカの都市「マンチェスター・バイ・ザ・シー」ご存知でしたか? おれ知らんかった。マット・デイモンが出資してるアメリカを舞台にしたアメリカ映画ですよって、このタイトルじゃわからんよね。でも、悔しいことになんか『マンチェスター・バイ・ザ・シー』っていい感じなんだよな(「UK的でいい」とか思っていたのだけれど)。うん、内容を説明しつつの代替案となると『マサチューセッツ州エセックスマンチェスター・バイ・ザ・シー』とかになって、これはこれでもう観る気がなくなることうけあい。

しかし、おれのように勘違いして視聴しはじめて、「あれ?」と思うポイントはどのへんなのだろうね。「最後までイギリスだと思っていたぜ!」という猛者とかもいるんだろうか。どうでもいいけど。