カープ戦のためだけにDAZNを継続するべきか否か

GWの何日目だったか……地上波でカープの試合をやっていた。おれはそれを見ていた。放送終了の時刻が迫った。しかし、試合は続いている。ラジオ(おれの地域のradiko)ではどこも中継をしていない。続きが見たい。どうしたものか。

おれはできうるかぎりの早さで(たとえば、締切五分前にかしわ記念に気づいて、iPhoneからSPAT4に接続して入金、投票を行うくらい)壊れかけのPCにつないで、DAZNのサイトにクレジットカードの番号を打ち込んでいた。

そして、おれはすんなりとカープの試合を最後まで見ることができた。とてもいいことだ。

いや、いいことばかりではない。世の中そんなにうまい話ばかりじゃない。とうぜんのことながら、金をとられるのである。が、金をとられるのは一ヶ月の無料期間を経てからだ。そんなことは承知の上だ。

さあ、どうしようか。一ヶ月間考えることになる。「おまえの好きなカープの試合がお前の地域なら見放題なのだから契約続行すれば?」というのが当たり前の対応かもしれない。とはいえ、おれは貧乏だ。貧乏ゆえに考えてしまう。

というのもDAZNNPB広島東洋カープ戦だけを配信するサービスではない。たしか巨人を除いた全球団の試合も見られる。あと、メジャーリーグも全部かどうか知らないが見られる。まあ、野球ファンの端くれなら悪くないかもしれない。とはいえ、積極的に楽天千葉ロッテを見たいという気持ちはない。

そして、Jリーグの試合も見られる。これはもう、まるで興味がない。海外サッカーの試合も見られる。こちらもべつに、興味がない。テニス、ラグビー自転車競技(競輪にあらず)、バスケットボール、悪いが、興味がない。

興味が無いものが多すぎる。ボクシング、総合格闘技となると、少しは気になるが、「地上波でやるので十分ですから」ていどのものだ。「競馬」というのもあるが、賭けられない外国のレースじゃあねえ。サガロ・ステークスの映像が、おれの今後の馬券検討に影響を与えると? オドノヒュー巧いな、とか? むしろ、JRAの中継をネット生配信で見たいよ。

というわけで、カープ戦を見たいおれが支払う料金の、大きな割合が「おれの興味のないもの、見ないもの」に当てられるというのはどうも抵抗がある。とはいえ、月額5,000円とかいうわけでもない。2,000円もしない。それでもさ。

というわけで、この5月、GWが終わり、普通の生活に戻り、おれがどれだけカープ戦を見ることになるのか見極めることになるだろう。カープ戦を見れば、それだけ読書の時間も、アニメを見る時間も減るだろう。その変化を受けいれるのかどうか。自分でもよくわからない。あるいは、新しいスポーツに目覚めたりするのか? その可能性は低そうだ。いずれにせよ、一ヶ月の猶予を与えてくれたDAZNには感謝しようか。

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