オークスはアーモンドアイから

おれは先週のヴィクトリアマイルで大きな失敗をした。Twitterで「良馬場ならアエロリット、少しでも雨が降ったらリスグラシューから」というようなことをつぶやいておきながら、直前になって「クロフネネオユニヴァース、馬場が渋ってもアエロリット固くねえか?」と方針転換した。結果は知ってのとおりリスグラシューの二着、アエロリットは落鉄もあって四着。おれはアエロリットからの三連複がメーンで、もしもリスグラシューがアエロリットであれば割と的中していた。馬連も獲れた。そう、ああいう、良馬場から重くなる途中、逆に、重馬場から良に回復する途中の馬場は、ディープインパクト産駒に向く。だから、一着と三着は迷うことなく相手に入れていたのだ。ああ、悔しい。

で、今週はクラシックのオークス。大きく外すことのないアンカツも頭指名していたし、断然の一番人気だろうが、アーモンドアイを本命にしたい。こんな当たり前のことを記しておくのは、先週の悔いを繰り返さないためだ。馬場が多少なり、いや、大きく荒れようがアーモンドアイでいい。

ロードカナロアがなんだというのだ。古くはワンダーパヒュームファイトガリバー、そしてウメノファイバーレジネッタあたり、なにか距離不安ありそうな馬も能力で馬券に絡んできている。それにアンカツも「ロードカナロアが短距離馬だとは思えん」みたいなこと言ってた。いや、たとえロードカナロアが純粋な短距離王者だったとしても、エリンコートの例だってあるじゃないか。

と、力んだところで正直に言うと、おれがアーモンドアイの存在を知ったのはシンザン記念。「なんか知らんけど妙に人気しとる牝馬がおるのう」くらいのもの。POGなどをやっている人の間では知られた存在だったようだ。まあ、そのあたりも前評判も高かったということで、好材料としておこう。

逆転の可能性があるのはラッキーライラックというよりもサトノワルキューレ。牝系が日本では珍しい、というのはともかく、フローラステークスの勝ち方がデタラメに見えた。相手が弱かったにせよ、何にせよ、なかなかできる芸当ではない。おまけに鞍上がミルコ・デムーロだ。人気にはなるだろうが、サトノワルキューレ頭という馬券は抑えるつもり。

とはいえ、本線馬券はアーモンドアイ一着固定からの三連単。できれば絞りたい。そのあたりはまだ未定。リリーノーブル、ラッキーライラック、マウレア……やっぱディープインパクト産駒多いな。馬場がまたディープインパクトに向きそうで、そうなるとハーツクライ産駒もケアする必要があるように思えて、なかなか絞りにくい。

いずれにせよ、頭アーモンドアイから絞った三連単。頭サトノワルキューレから絞った三連単。あと、なんかアーモンドアイより外がぜんぜん人気無いのが気になるので枠連の7-7と7-8は買うつもり。いまのところ、以上。当日いきなり「サヤカチャンの逃げ切りや!」とか言ってる可能性もある。競馬は可能性である。

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