悩みは尽きぬ、オジュウチョウサンの挑戦

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 果たして、オジュウは勝てるのか。二刀流ジョッキーは「乗ったことがないから分からない部分も」と前置きしつつ、「ペースの違う平地で同じことができるのか。全く別ものと考えた方がいいし、普通はまず通用しない」とジャッジした。

 「障害を使って、体つきが変わる馬は多い。オジュウチョウサンはバランスが良くなって、平地に使った頃よりも力をつけている。障害を走ったあと、平地でポンポンと勝つ馬もいるから」と、期待できる部分がゼロとは言えないが、「興味深いし、無事に走ってほしい。でも、甘くはないと思う」が熊沢の忖度なき結論。最強ジャンパーの歴史的挑戦を応援しても、馬券的見地からは“ナシ”が正解なのかもしれない。

障害の絶対王者オジュウチョウサン、平地への挑戦。これについて熊沢重文に話を聞きにいっているのが興味深い。して、熊沢のジャッジは上記のごとくである。

……が、どうだろうか、と思ってしまいもするおれがいる。だって、ポレール京都大賞典で0.6差の6着だったぜ、と。ポレールの平地挑戦、しかも天皇賞・春、それはけっこう興味ぶかいものだった。天皇賞では結果を出せなかったが、京都大賞典ではそれなりに走った。さて。

走るのはポレールではない、オジュウチョウサンだ。オジュウチョウサンは平地の重賞勝ちのあるケイアイチョウサンの弟であり、平地4勝のコウキチョウサンの兄でもある。いずれも全兄弟である。

オジュウチョウサンの障害での走りといえば、圧倒的である。圧倒的だが、ジャンプで優位を取るというよりも、平地部分で突き抜けるイメージがある。障害帰り、あるいは障害練習帰りの馬が平地で激走するパターンはそれほど珍しいものではない。

して、それが障害の絶対王者であり、出走するのが500万特別となると、どうだろうか。いきなりG1、G2ではない、福島の500万特別なのである。いけるような気がしてならない。

が、馬券生命体にとって、「これは過剰人気するのではないか?」という思いも拭えない。むしろ、他の馬の単勝を買ったほうがいいのではないか。道悪で同じステイゴールド産駒のグリントオブライトだの、陣営が道悪悪くないと言ってるコンボルドだのを買えばいいのか、と脳内で囁き声が聞こえる。そしてまた、熊沢のコメントが気になる。難しいところだ。

……ろくにG1のエントリーも書かないのに、福島の9レース、500万特別についてなにか書きたくなった。さてどうする。前日22時の段階で決めきれずにいる。そういうファンが少なくともここに一人いる、競馬にとって悪くない話ではあるように思える。

 

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なんだよてめー、普通に楽勝じゃねえか。おれは……オジュウチョウサンではない馬を本命にして取り逃しました。まあ、これもひとつの馬券スタイル……とはいえ、自分で披露していたように、普通に買える馬券でもあったわけで、素直に行っておけば、トントンでもトリガミでもあったなあと思うのでした。

で、今日の結果から、いきなり重賞とかは言えないけれど、そこそこ平地でもやれるんじゃねえの、という感じはありました。さて、今後どうすることやら。