さて、帰るか

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今朝は五時か六時頃に寒くて……昨日のことだったかな? ともかく、早朝に一度目が覚めて、また寝て、さっぱりと起きられた。すっきりとシャワーを浴びてさっそうと出社した。一番乗りだった。我が社のルールでは、一番乗りの人間がトイレの掃除をする。ひさびさにトイレ掃除をした。

どうやらおれは躁転したらしい。

おれは双極性障害者なので、抑うつ状態を脱した、というよりそちらが適当な言葉だろう。なぜか身体がカフェインを求めてコーヒーばかり飲んで、やや異常ではあるものの、疲れも眠気もない。テンションは高めだ。昨日はまだ、どちらに転ぶかわからないというところだったが、二日続いて起きて身体が動いたのだから、今回の一連の抑うつ状態は終わったのだ。もっとも、単発的に鉛様麻痺は起こるので、明日がどうなるかはわからない。だが、今回の、連続的な極度の倦怠感、朝の動けなさはいったん終わった。そう思おう。セロクエルが効いているのだと思おう。思わなきゃやってられん。というか、こんなに何日も抑うつ状態が続いたのは、何年かの精神疾患生活(なんだその生活)で初めてではなかったか。

というわけで、この蒼天のもと躁転したおれ溜めていた言葉を装填、世間の争点総点検、全部好転、好天気、という具合にご機嫌なのであるが、やはりテンションの具合がおかしいというのは確かであって、妙な焦燥感のようなものがある。

動悸、歯ぎしりがある。この、起きているときの歯ぎしりというのもはじめてのことであって、気づくと噛みあわせの悪い歯をギリギリやっている。そして、舌を軽く噛む。そのせいか、口の中が少し血の味だ。とはいえ、おれの双極性障害は2型。テンションが上りきったところで軽躁。元から陰鬱な人間なんで、差し引きゼロの普通の人間というくらいだろう。そして、この軽躁も長く続かない。また、長く続く軽いマイナス思考、希死念慮にとらわれるのだろう。

こんな人間、いったいいつ進歩するというのか、なにかまともな仕事ができるというのか、水準程度の人生を歩めるというのか、すべてありえない話である。こんなのが生きていて、一体何なんだろうね、なんでもないね。もし、今回のような抑うつが頻繁に現れるようになれば、いよいよ社会からお払い箱だろう。そのときはだくだくと受け入れて死のう。おれはもう駄目だ。とっくに駄目だった。わかりきったことだった。今回のことでそれが身にしみてわかった。おれはもう、こんなものに疲れてしまったのだ。

 

さて、帰るか。