おれの、小さな、薄い本を、よろしくおねがいします ―第三回文学フリマ京都 (2019/1/20)

夕刻、外の空気を吸うと言って職場から外に出る。空は晴れているのに、地面が濡れていた。知らない間に雨が振り、雨がやんでいたのだ。郵便受けを見ると、そこにはおれ宛の小さな郵便物があった。

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おれの、おれによらない、小さな、薄い本だった。校正用に送られていたPDFをプリントしてみてはいたが、仕上がりを見るとやはり小さい。そして、薄い。おれの、薄い本。しかし、それは紛れもなく、おれの書いた文章が印字されており、おれの撮った写真が印刷されている、やはり、おれの本なのだった。

おれの小さな冊子は字も小さい。字が小さすぎるというのならハズキルーペを使って読んでおくれ(だーい好き!)。ああ、ぎっちり詰まった文字は、おれの文章だ。まぎれもなく、おれが昔書いたものだ。そうなのだろう。

これを求められるのは、以下の場所である。

第三回文学フリマ京都 (2019/1/20)

  • か-03

第三回文学フリマ京都の、か-03、これです(急にですます調になるのです)。

京都近郊の方(といって、おれは京都近郊がどのくらいの範囲なのか見当がつかないのだけれど)、これを読んでいる物好きな方、どうか、ちょっくら行ってみて、手にとってくれはしないでしょうか。手にとる、というのは当然ながら買う、ということなのですが。

しかし、おれはそこにはいません。おれはその墓にはいません。この冊子の文章・写真選定、デザインDTP、その他いろいろを手がけてくださった、こもちししゃもの人(@komochishisyam)がいてくれます。船橋さんもいるかもしれません。

そして、なんと、会場限定で、おどろきの、おまけがついてくるのです。上記写真に写っている「ラーメンが獣臭い付箋」です。なんのために使うのか皆目不明なんにでも使えるおしゃれな一品。このリアルな世界に「ラーメンが獣臭い」とタグをつけてしまいましょう。ここでしか手に入らないレアグッズ……のはずです。付箋目的でいいのでお求めください。

というわけで、繰り返しますが、おれの小さくて薄い本が頒布されます。ですが、そこにおれはそこにはいません。そこはどこかというと、第三回文学フリマ京都(1/20)です。おれはたぶん、そのとき横浜市の中区の片隅で酒を飲みながら競馬をしていることでしょう。でも、付箋がついてきます。500円です。5冊、5冊さばけてくれたらいいのです。どうにか、5冊、お買い求めいただけないでしょうか。正直、おれというよりも、このお膳立てというか、用意をしてくださった、こもちししゃもさんと、船橋の猫の人のために、どうか、よろしくお願いする次第なのです。わりと昔の、おれの文章が収録されています。新しい発見もあるでしょう。そして、村の話を一つ、書き下ろしました。小さいし、薄いですが、なんか詰まっているような気がしないでもないのです。どうぞ、よろしくお願いいたします。ほんとうに。いや、ほんとうに。

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