2019年冬アニメ振り返り

2019年冬アニメを振り返る。全体として、視聴した量は少なかった。作品への好き嫌い、あるいは質などというものとは関係なく、年度末という疲れる季節だから、というのは大きい。季節が違えば、べつに2倍の量を完走していたっておかしくはないのだ。

 

2019冬アニメ一覧|前期(1月放送開始)アニメ情報 | アニメイトタイムズ

 

このサイトを参考に、見たものを並べていく。

 

かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜

かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~1(完全生産限定版) [Blu-ray]

なんとなく原作は耳にしたことがあったが、読もうとは思わなかった。そして、アニメにもあまり期待していなかった。なぜか? それはおれが「ラブコメ」とされるジャンルに興味がないからだ。これは、あるときなにかのサイトでおすすめの「ラブコメ」を挙げてほしいという問いかけがあり、自分の中で考えてみてもほとんど、というかまったく出てこなかったことによって発見した事実である。

が、『かぐや様は告らせたい』は非常に面白かった。「非常に」というからには、かなりのものだ。絞り込まれた登場人物の人数、それぞれのしっかりとした個性、冴えたコメディ。面白いじゃないか、と思った。それにしてもあれだ、藤原書記のEDダンスがなければ、ひょっとしたらスルーしていたかもしれない。しかし、あれがあったおかげで気合を入れて見た。気合を入れるようなものかどうかはわからないが、しっかりとそれに応えてくれる出来栄えだった。当然のことながら二期希望。あと、かぐや様は非常におかわいい。非常に、だ。

 

賭ケグルイ××』

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これは前のシーズンからずっと好きなので。とくに前のシーズンのエンドロールが好きなのだけれど、今シーズンはその雰囲気をそのままにパワーアップさせていて、なんかすげえと思った。

本編はというと、賭けというか、イカサマというか、まあなんというか、顔芸も一層パワーアップしたようで飽きさせない。登場人物過多感がないわけではないけれど、まだ先があるのだろうから楽しみにしよう。

 

『ケムリクサ』

Episode.1

今期の最大の注目だろうか。とはいえ、おれは「あの騒動もあったし、とりあえず見るか」というくらいのもので。それでもって、はっきり言って途中でやめようかという中だるみのようなものはあったというか。いや、おれが伏線だとかを考えたり、調べたりする気力もなかったというところもあるが。なんとなく、画面が暗いの見たくない時期でもあり。

とはいえ、たつき監督がやりたかったのってこういうのなんな、という、そういうのは伝わってきたというか。そんでもって、最後はすごい脚を使って追い込んできたな、という。いいんじゃないでしょうか、まあ。

 

けものフレンズ2』

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これもある意味、今期の注目作品だろうか。正直、おれは一期にもすごーくはまったタイプでもないので、「話題性から見るか」と思って見続けた。そのあたりは、『ケムリクサ』と同じかもしれない。とはいえ、はっきりいって面白かったかといえば、それほどでも、というところ。いろいろの謎のある世界設定だし、最後まで見るかとは思って見たのだけれど、寝落ちすること少なくなく。ネットに渦巻く批判点などは、まあそうだよな、とか。

で、おれがなんか惜しいと思ったのは、リョコウバトなんよ。いや、絶滅種のフレンズは一期にも出てきたし、目のハイライト云々も知ってた。でもって、確実にヒトが絶滅に追い込んだリョコウバトさんなんよ。なんか、そのあたりはゾクっとするところがあって、なんかあるんかな? 思うた。が、なかった。まあそんだけ。

 

どろろ

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オープニングが女王蜂で、エンディングamazarashiなんて、おれが決めたのかよ! という組み合わせ。本編も怪しく、怖く、エロく、実に丁寧で、良作……なのだけれど、実のところまで全話見ていない。「これはよいなあ」というところで、なんだかわからんが、ため込んでしまった。原作は子供のころに読んだ覚えがあるが、「そうだった、こっちの子がどろろだった」というていどのもの。春シーズンが出揃う前に見ちゃいます。

 

魔法少女特殊戦あすか』

帰ってきた魔法少女

原作知らず、ただ、なんかそんなエロゲーかなにかあったような気がしたが、勘違い。一連の、といったところで連なっている作品の名を挙げられないのだけれど、まあともかく残酷系魔法少女もの。本来なら、あまり興味のないジャンルではあるのだけれど、なにせ主役が洲崎綾というので注目してみたら、わりと面白かった。「こっち方面に振ってる魔法少女ものですよ」というのが強すぎる感もあったが、まあ、洲崎綾がこの役を、というのが強く、またラジオは当然のことながら面白く、と。そんなところ。

 

約束のネバーランド

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予備知識無し。主人公が男の子か女の子かすら知らず。ただ、たしかフジファブリックの誰かがラジオで原作を激賞していた覚えがある。それでもって、まあたしかにこれは面白いよな、という。一連の壁もの……といったところで(以下略)。まあ、こういうSF、この種のSFとして、よくできているんじゃあないでしょうか。この先どうなるのかわからんし、なんとなく穴もありそうな気はするのだけれど、まあむずかしいことは考えられないので。ともかく、続きは見たい。

 

『臨死!! 江古田ちゃん』

第1話 臨死!! 江古田ちゃん スペシャルロングVer.

はっきり言っておれはあまりアニメに詳しくないし、アニメ歴も浅いので、「おお、この監督とこの声優の組み合わせ!」みたいなのは、ない。でも、一応、名前を検索してWikipediaを読んだりはする。が、ともかく、まあこの作品はショートアニメとして非常にいい感じなのであって、いい感じを味わえるのであって、おれは好きです。

 

ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風

ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 Vol.1 (1?4話/初回仕様版) [Blu-ray]

こっからは秋からの2クールもの。でもってジョジョ。これ、原作、はっきり言って、ジャンプ誌上の週刊連載読んでた当時、「なにが起こってるのかさっぱりわからない」と感じていたものである。小学2年生のころ第一部に夢中になったおれがそう思った。が、後年、単行本で一気読みして「すげーおもしろい!」と思ったのだ。あれはなんというか、ほんとうに意外な漫画体験だったな。

……と、言いながら、アニメでさらに見て思ったのは「ほとんど覚えていないじゃあないか」ということであった。それでもって、それはお得なことであって、またおれはプロシュート兄貴の活躍を楽しんだ。悪くない。

 

火ノ丸相撲

第一番 国宝・鬼丸国綱

原作知らず。しかし、王道のスポーツ漫画、アニメである。王道というと王道だが、手垢のついた、ありきたりの、マンネリな、という言い方もできるだろう。背が小さい「けど」相撲が強い主人公が、素人ばかりだ「けど」才能と努力によって花開く弱小相撲部で……という。まあ、なんかそういうのあんじゃん。そういうスポーツ作品はたくさんあるし、相撲作品だってあるだろう……『のたり松太郎』とか、『ああ播磨灘』? まあいい、ともかく、この作品になにか新しいものがあるのか、世界を一転させる仕掛けがあるのか、そいう問われたら「無い」としか言えない。言えないが、おれは『火ノ丸相撲』を『ケムリクサ』より楽しみにしていたと言えるし、話題になっているのかなっていないのかすらしらないが、おもしれえなあって見ておったよ、ほんとに。やっぱり、王道よ、王道。

 

……というわけで、以上からおれのお気に入りを順番に挙げるとすると、どうなるか。

かぐや様は告らせたい

火ノ丸相撲

どろろ(予定)

賭ケグルイ

ジョジョ

△江古田ちゃん

こんなところ。

また春から新しい出会いがありますように。

以上。