今、カープが弱いのは、丸流出のせいではない!

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王者が乗れない。広島が阪神戦で今季初の完封負けを食らい、10年以来9年ぶりに開幕から3カード連続負け越しとなった。

カープが、弱い。今年のカープは、とは言わん。だが、今現在のカープは、最下位で当然という具合だ。今のカープは、弱い。

やはり丸が抜けたせいか。それがないとは言わない(タイトルは煽ってみただけです。つーか、野間が丸の穴を埋めても、野間の穴ができてしまうわけで)。新井さんが抜けたせいか。それもないとは言わない。

だが、9試合見ていて感じるのは、その影響というより、エラーなのである。

11失策もリーグ最多で、試合数9を上回っている

エラー、つまらないエラーで負けている。その印象が強い。数字にも出ている。数字に出ないミスもある。采配ミスもあるけれど、個々の選手のミスが目立つ。むろん、本来守備位置でないところを守っている、という個別の事情もあろう。それにしても、打線もつながらん、噛み合わん、守備から失点する……どうにも……たるんでるんじゃねえか?

と、そこで思ったのである。石井琢朗河田雄祐両コーチが去った影響が出てきたのではないか、と。「え、今さら」というなかれ、「今だから」だ。この両コーチが吹き込んだ風、叩き込んだもの、注ぎ込んだイズム、これの影響が薄まってきてんじゃねえのか、という。「家族」はいいが、なんかゆるみが出てきてんじゃねえのか?

というわけで、とにもかくにも、今のカープは弱い。サードとレフトは固定どころか争いすら高レベルとは言い難い。先発の好投も打者が打ち消す。後ろの方もあまり調子がいいとは言えない。打順でも五番が冴えない。鈴木誠也だけマークしておけばどうにかなる、そんな現状だ。

でもな、言っておくが、あくまで「今」だ。サードに誰かが固定されたら、レフトのスタメンが確定したら、まだまだ戦える。しかしまあ、なんというか、今のカープ、「ああ、ひさびさに弱いカープだなあ」という感じ。でも、そんな懐かしさはいらんのである。

次の三連戦、相手はヤクルト。石井、河田コーチの顔を見て、ちょっとは奮発してくれんものか。うー。

ただ、ありがとう 「すべての出会いに感謝します」