映画『ペンギン・ハイウェイ』を見るのこと

ペンギン・ハイウェイ Blu-ray スタンダードエディション

映画『ペンギン・ハイウェイ』を見た。事前知識としては、「ペンギンが出てくる」、「おっぱい」の二つくらいであった。

われながらむずかしい書き出しをしてしまった。どう話を繋げろというのか。ペンギンは出てきた。おっぱいはどうだったのか。

そもそも、小学四年生がずいぶん年の離れたお姉さんのおっぱいに興味を持つものだろうか? おれはおれという人間を唯一のサンプルとして提出すると、「YES」である。おれはそれこそ、幼稚園のころから女性の裸に興味があった。断言できる。そして、上のジャケットの目線だって、少年の視線の先にはおっぱいがある。

それで、この次になにを書けばいいのだろうか。要するに、序盤、主人公に「おっぱい」言わせるわりには、そこまで作品がおっぱいに執着していない、というのが不満点である。いろいろの伏線というか、そういったものが回収されていくなかで、「おっぱい」についてはややフェードアウトだったな、というところだ。

え? ラストシーン近くのあれ? あれじゃあちょっと物足りないのだ。ガシっと揉むくらいの情念をみせてもらいかった。あるいは、モノローグで「おっぱい」一言入れるくらいの執念をだな。いや、そもそも、もっとフェティッシュに描くべきなのだ。単に、形が良くて大きい、だけじゃあいかんのだよ。せっかく動きのあるアニメなのだ、それこそ……。

(今、このブログのPC率や女性好感度は地に落ちました)

まあ、こういうご時世なので、そういうのは無理か。

あとはだいたい、少年のひと夏の不思議体験SFとしていい感じに収まっていたんじゃないでしょうか。それぞれのキャラも立っていたし、なんかこう、最後はくるりの「Superstar」が流れてくるんじゃないかというような。いや、実際は宇多田ヒカルでしたけれども。いや、宇多田ヒカルも悪くないけど、やっぱりロックンロールだろうという気持ちもあり。

あ、いきなりエンドロールの話になってしまった。えーと、なんか書かなきゃ。あの、無機物をペンギンに変えるスタンドを発動させながら歩いていくシーンとかよかったし、その後の疾走するシーンはなんかわからんけど涙が目に浮かんだ。理由はよくわからない。

それで、そもそも、どういう話か理解してんの? と言われたら、「いや、別に」って答えます。そんなところでした。いや、悪くないアニメですよ、ほんと。では。