2020年大阪杯回顧

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2020年4月5日付東京スポーツ

今年はすべてG1の回顧をメモしようというのだが、つらい。馬券が当たらん。おれも馬券を買い始めて20年くらい経つが、だいたいこのくらい出ていって、このくらい返ってくる、みたいなものはある。そのだいたいの計算がまるで成り立たん。地獄のように出ていくばかりで、返ってこんのじゃ。人気の本命から入って、穴馬に厚めに行ったら、穴馬来たけど本命間違ってたとか、そういうのが多い。本命から入って順当決着で行って来いだのトリガミもある。微妙にずれて、ずれて、ずれまくっとる。意味わからん。

大阪杯ディープインパクト産駒が強い。主流血統がいい。できれば、アメリカ的な推進力のある血が入っているほうがいい。スピードの持続力。

が、そんなんではなく、くたびれていたおれは、「ずっと買い続けてるステイフーリッシュが出るんなら買うことにしよう。人気もぜんぜんねえし」ということにした。追い切りでコントレイルに遊ばれたとか、そんなんどうでもいい。なんかわからんが、逃げ馬のいないメンバーで逃げ宣言、なんかわからんが3着に残るとか、そういうの。

というわけで、ステイフーリッシュから強弱つけてワイド総流し、さらに馬連総流し、そして三連複ボックス。

で、レースの方は、もうステイフーリッシュがスタートで安目を売った時点でおしまいでした。「ああ、こりゃ見せ場もねえわ」と思ったら、本当にそうなった。逃げたのはダノンキングリー。そんなに驚く展開でもなかった。それに半馬身でずっと並走したのがジナンボー。直線入って内から力強く抜け出てきたのがラッキーライラックミルコ・デムーロ、昨日も二段マクリで最後ガス欠みたいな酷い競馬してたのに、ここではうまく乗りやがって。

で、一つだけ光明があるとすれば、おれの三連複五頭ボックスはラッキーライラック、ステイフーリッシュ、ダノンキングリー、カデナ、クロノジェネシスだったこと。ブラストワンピースは機動性に欠けると思って切ってたんだ。もう予想が当たったのはそれだけ。そんなところ。あ、でもカデナ3着あれば少しは幸せだったか……。

どこまで続くぬかるみぞ。ああ、厳しいな。辛い。なんかわからんが、無観客になってから不調になったような気もする。どうにかしてくれ。ああ、本当にあかんな。あかんわ……。