2020年 中山グランドジャンプ回顧

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中山グランドジャンプ、悪化した馬場で行われ、全馬無事とはいかなかった。中山大障害勝ち馬のシングンマイケルが最後の直線で斃れてしまった。両脚から崩れ落ち、首からいってしまったので危ないかな、と思った。頚椎関節脱臼。予後不良。父シングンオペラ、騙馬6歳、重賞3勝。

競馬にはこういうこともある。長く競馬ファンをつづけていても、こういったことにはいつまで経っても何らかの後ろめたさを覚える。もちろん、競走馬としてなんの芽も出ないままに殺処分される馬もいる。それが嫌で競馬をやめる人もいる。おれはやめない人である。それでもなお競馬をする。

勝ったのは障害の絶対王者オジュウチョウサン。逃げるメドウラークを二番手から追走。次々と挑戦者が挑んでいく展開でもなく、底力を見せつけて抜け出した。中山グランドチャンプ5連覇。9歳にしてなお、と言われるが、「障害馬で9歳ならまだまだ」などと思う。思うが、あらためて中山グランドジャンプ中山大障害の勝ち馬を見ると、5歳馬、6歳馬あたりの勝ち馬が目立つ。とはいえ、10歳から12歳で中山グランドジャンプ3連覇のカラジなんて例もあるのだが。

いずれにせよ、オジュウチョウサンは強い。どのくらい強いのか。おれの競馬歴は20年ていどなので、それより前はわからない。わからないが、ポレールやゴーカイより強いかもしれないと思っている。いや、強いのだろう。絶対に、強い。このまま強いオジュウチョウサンを見ていたい気持ちもある。一方で、絶対王者のまま無事引退してほしいという思いもある。いずれにせよ、おれがいつまで競馬を見られるかわからないが、これほどの障害馬というのはもう出ないだろう。そのくらいに思っても、いいだろう。

 

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さて、明日は牡馬クラシック初戦の皐月賞。おれの本命は……未定。馬場の回復具合もある。コントレイルは強いが、最内枠を引いてしまったことがなんとなくいいのかどうか。ならばサリオスかというと、ハーツクライの大型馬でこの舞台が向いているのかどうか。千六好走の馬が強いとはいうが。ハーツクライも中山勝ちきれないところはあるが、連対圏には来やすいとかなんとか。となると、安定感とまではいえないが、そうなるとサトノフラッグが安心できる感じもある。しかし、昨年の2歳G1馬が直行ということもあって、きさらぎ賞馬、共同通信杯馬、スプリングステークス馬あたりも勢揃いで、案外手広く行ってみるのも手かもしれない。若葉ステークス勝ちのアドマイヤビルゴまでいたらどうなっていたことか。

いずれにせよ、たくさんの娯楽が行われなくなっているこのご時勢、自分が競馬ファンであることに感謝しつつ、予想をし、レースを見て、できれば当たり馬券にありつこうではないか。

競馬 ぬいぐるみ オジュウチョウサン マスコットサイズ 中山グランドジャンプ