おれがビリヤニ食ってテンションあがってた日か、次の日だかである。
突然のダイレクトメールで失礼致します。
いつもご愛顧ありがとうございます
お家でかんたんスパイスカレーでおなじみ、カレーのケプリでございます。
というダイレクトメールが入っていた。ケプリのカレーさんである。なんとなくエスニックな気分になっていたおれは、カレーもいいな、と思った。
で、クリックしてみたら、なんかかっこよくなっていた。おれの知っているケプリのカレーはどこか間が抜けていたが、「TAKARAZUKA」とか書いてあっておしゃれだ。
こんな「パオーン」とか言ってたのが、次のような具合である。
「つくりかた」はなにも難しくなったわけでもない。用意する食材のハードルが上がったわけでもない。ただ、なんかかっこよくなってる。名前も「スパイスカレー ミルズ TAKARAZUKA」である。まあいい、おれは注文したのだ。
スパイスカレーミルズTAKARAZUKAフィッシュカレー pic.twitter.com/0nOz7N2Kfb
— 黄金頭 (@goldhead) 2020年4月18日
おれが注文したのは「チキンカレー、フィッシュカレー、キーマカレー」のセットだ。まず、フィッシュから行ってみた。フィッシュとはなにか。サバ缶である。サバカレーである。サバカレーはわりとサバの感じが強くて、あまり食パンには合わない。魚介類がすべてパンには合わないとは言わないが、このフィッシュカレーは米に合った。
フィッシュカレーを三食食べて、次はキーマカレーである。「キーマカレーのひき肉ってなんの肉?」とか思いながら、「牛かな」と勝手に思ってスーパー、豚、合いびき肉、鶏のひき肉はたくさんあったが、牛のひき肉は隅っこにあって、小さなパックで、しかも高かった。けれど、なんとなく牛だと思ったので、おれはそれを買って帰った。分量を見てみれば250gとある。おれが買って帰ったひき肉は200gくらいだった。どうしようか? 野菜でカバーしよう。そう思ったおれは、レシピに書いてないにんじんを手動のフードチョッパーにかけた。さらに新玉ねぎを二玉チョッピングした。レシピに「ミキサーにかける」とあるので、そうとう細かくしていいだろう……。
手動チョッピングカッターで自家製コールスローサラダを作るのこと - 関内関外日記
そうしたらなんだろう、大根おろしの山盛りみたいなのができた。
まあいい、とりあえずひき肉だ。包丁でみじん切りにしたしょうがとひき肉をフライパンに投入(本当だったらにんにくのみじん切りも入る予定だったが、どうもスーパーのかごから袋に移すときに置き忘れたらしい)。が、肉がなんともバラけねえ。あ、これ冷凍かよ、と思って、急遽フライパンから引き上げて、耐熱容器に入れて電子レンジで解凍モード。これを戻して火が通ったあたりで、大量の玉ねぎを投入。うわ、量多いな、と思う。思うが、ここにトマト缶を一缶投入。レシピでは半分だが? いや、あのね、トマト缶半分って、どうにも使い勝手悪いのよ。一人暮らしの簡単レシピは完結レシピ、使い切りが前提なのよ。となると、カレースパイスの味が薄まるのは確か。なので、このあたりいくらか調味料を投入。この時点でオリジナルの味から離れることは否めない。
で、所定の水を入れていないのに水っぽいなんらかのペースト、蓋をしないで水分を飛ばして、なんか肉も少ない「キーマ?」みたいな出来栄え。
ただ、これが悪くない。パンに塗りつけてよく合う。カレーパンの中のカレーとも違う。キーマカレー? なのだが、まあいい、カレーだ。ボリュームもある。二食分は別容器に入れて粗熱をとったあと冷凍庫に入れる。うん、やっぱり、ケプリさんのカレーはいいね。辛味というものは最初から無視しているので、自分でタバスコかけて調節できるし。
あとは、おなじみのチキンカレーよな。まあとにかく、アホみたいに作り方が簡単なのがいい。トマト缶を二倍にしたところで成立するのがいい。順番にうるさくないのがいい。玉ねぎを切るくらいで、あとは肉、トマト缶、カレー粉、水をフライパンにぶちこんで軽く15分とかだ。好きな具を入れてもいいい。好きにやるがいいさ。いや、店としては「ちゃんと分量守ってよ」というところかもしれないが、おれは好きにやる。そこに「チョーかんたん」で「激ウマ」の精神が生きているというところだろう。
以上。
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