だから、これが終わったら、江ノ島行こうぜ

四月ももう終わるというのに、まだ少し肌寒いことがあるね。

街路樹のオオムラサキツツジが満開だ。

けど、ぼくはあまりあの色合いが好きではないんだ。

ひとけのない街をウーバーイーツだけが駆け抜けて行くよ。

相変わらず仕事は暇でしょうがない。

こんな時間に慣れてしまってはいけない。

もっとも、慣れるまえに失われてしまうのだけれど。

これから、長い休みになるね。

正直、事務所のお留守番のために、毎日出社しなければいけないというのは、わりと疲れるものなんだ。

人がいれば、ぼくが今日半日休んだって、なんてことないからね。

だから、わりと疲れているんだ。

ありがたい連休は、だれに言われずともステイホームってやつをするつもり。

百円ローソンで、休みの日のためにカップ焼きそばを二個買ったよ。

あと、6パック入りのレトルトご飯。

アイリスオーヤマのレトルトご飯なんだけど、これがわりと美味しいんだ。

そして、今日の昼食、三百五十円の弁当。

レジで「お箸はいりますか?」って聞かれたから、「はい」って答えた。

そしてたら十人分くらいの箸を入れようとするから、「いや、一つ」って言ったんだ

たとえばおれが工事現場の使いっぱしりかなにかで、一番えらい人が弁当、次にえらい人が焼きそば、残りの六人がレトルトご飯、みたいに想像したのかな。

もちろん、レトルトご飯は加熱しないで食わされるのさ。

悲しいね。

だから、これが終わったら、江ノ島行こうぜ。

船に乗って、しらす丼食って、展望台登って、洲鼻の通りを歩いて帰ろうぜ。

だから、これが終わったら。

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