新型コロナウイルスの影響で行くはずだったフェスが中止になっていたのこと

女から「フェス中止になって残念だね」とメッセージがあった。

フェス……え、中止なの?

greenroom.jp

ほんまやがな。10日間も気づかなかった。

と、行くつもりでチケット発券していたのはGREENROOM FESTIVAL'20。これである。9月5日、6日の二日間開催。場所は横浜、赤レンガ倉庫あたり。歩いていける。それはともかく、このフェスのコマーシャルが職場で流れるTokyo FMで流れてさ、「おや? これは行きたいのでは」と思えた。思えて仕方なかった。具体的には以下の名前に惹かれた。

これである。とくに大好きなnever young beachは生で観たい、というのが大きかった。Nulbarichは一度これと似たようなフェスで観たが、とてもよかった。あと、NITRO MICROPHONE UNDERGROUNDを観ておいて、RHYMESTER未見というのもどうかという気持ちもある。これは、行くしかないだろ。Suchmosも地元神奈川でヴァイブスが至らないということもないだろう。それにもちろん、未知との出会いというものもあるだろう。

というわけで、決して安くはないチケット、買ったんだよな。ローソンチケットでな。

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……でもね、おれね、正直なところ五分五分、いや、六対四、あるいは七対三くらいで中止になるんじゃないかな、とは思っていた。というか、チケット購入時で五分五分、その後の新型コロナウイルスの収まらなさから、だんだん中止になりそうな予感が強まっていった。あと、同時に、もし開催されたとして、行くことについての罪悪感のようななにかがあったことは否めない。心のどこかで、「中止になってくれないかな」という気持ちもあった。それは記しておく。

で、いざ、中止になると、なんというか、そりゃお金は戻ってくる。なんかいきなり財布に3万8000円くらいお金が入ってくるのはボーナス感ある。あるけどな。

なんだろうね、おれは上にあげたアーティストのライブに、今後の人生で行くことができるのだろうか。そんなことも考えてしまう。そんなことまで、か。キング・オブ・ステージのステージを、観ることができるのか。

いやね、おれはどうも出不精で引っ込み思案で、ライブというものとほとんど縁のない若者時代を送ってきて、アラサーくらいでくるりのライブに行くようになって、ライブっていいよなとかちょっと思って、それでもやっぱりあんま行かないでいたけど、行くべきだったよな。ちょっと気になったら行くべきだったんだ。おれは人生の半分以上を音源があればいつでも一人で勝手に聴けるからいいよな派だったので、べつにライブ至上主義者になったわけでもねえ。わけでもねえけど、いざ取り上げられてしまうと、実に惜しいものに思えてくる。自分勝手なものよな。

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というわけで、おれの夏の思い出(真夏のピークは去ったあとだけど)は、買ったときの領収書一枚だけ残ることになった。払戻金から3000円を、なぜかサマージャンボ宝くじ連番10枚に換えた。そんだけ。

 

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