伊勢佐木モールで中国蘭州牛肉ラーメンを食す

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国壱麺 中国蘭州牛肉ラーメン 関内店 - 伊勢佐木長者町/ラーメン [食べログ]

なんかここんところ、伊勢佐木モールにハードコアな中華料理屋が増えてきているような気がする。どこらへんがハードコアかというと、なんとも説明しにくいのだが、「あれ、中国語話者対象の店?」みたいな感じがあるような。どうも横浜中華街がどんどん面白くなくなっているような気がするので(最近ろくに行ってもいないが)、こういうのは歓迎だ。

で、国壱麺だ。なんか早く起きた朝だった。おれはブックオフに用があって、その開店まで待って出かけた。そして、台湾料理屋で肉の丼でも食おうと思っていた。が、その店、口福館なんだけど、あいにく祝日休業。どうしようかと思って、帰ってインスタントラーメンでも食べようかなとか思っていたけど、どうにもなんか食うかとなって、この店にした。なんとなくだ。まだ11時半くらいだったので、店の中を覗いてみるとお客さんは2人。密ではない。外の自販機で食券購入。まだあんまりたくさん食べるつもりはなかったので、麺単品。ただ、麺担品を選んだあとがすごい。麺の種類が9種類だかある。極細麺から、なんかベローンとした超太いやつまで。今思えば、せっかくなのできしめんのおばけみたいな超太いやつにすればよかったと思うが、「オススメ!」と表示された「三角麺」というのにした。

で、食券を店員さんにわたす。「○×……は大丈夫ですか?」と言う。よく聞き取れなかったので「……はい?」と聞き返すと、「パクチーとラー油は大丈夫ですか?」ということのよう。正直、ラー油で腹を壊すおれだが、「大丈夫です」と力強く答える。番号札のプラスチックカードを渡される。

店内はまだ新しい(とはいっても去年からある店みたいだが)。先客2名の女性は中国語話者。店員さんからの呼び出しも中国語だった。なんか、こういう感じよな。で、カウンターの向こうで職人がバーン、バーンって麺を打ってる。その麺がおれの麺というわけではないだろうが、たしかにバーン、バーンって麺を打ってるのがわかるので、手打ちなのは確かだ。よく見えるポジションの席に座ったので、そんなのをぼんやり見ている。

おれの番号が呼ばれた。おぼんの上にどんぶり。なぜかちょっと湿った感じの箸とれんげをとって席に戻る。たしかに、ラー油とパクチー。スープをすする。うん、中国系の麺類のスープだ。家系ご当地の横浜でラーメン食ってると、なんか物足りない感じはある。が、ふだん食ってるものの方がちょっとおかしい可能性も考えなくてはならない。で、見た目より辛くなくて、それでいてパクチーはそこそこ効いている。

麺はもっちりしていた。わりと太め。席に「食べ方」の説明があって、麺はくっつきやすいので底からすくうようにして食べてください、などと。そんな感じ。食べごたえはある。牛肉はそれなりに牛肉。麺、なかなか食べごたえある。ボリュームに文句はない。途中で黒酢を足したら、それがよかった。最初から黒酢マシマシでいい感じかもしれない。あくまで日本の、とくに家系ラーメンに慣れた人間の言うこと。

というわけで、まあなんだ、また行くかどうかというと、スーパー太帯麺を食べにきてもいいかなとは思った。でも、なんか箸が異様に長いんだよ。菜箸かっていうくらい長い。ちょっと戸惑った。でもまあ、食券式はおれのような人間には向いているし、パクチーもラー油も大丈夫だしな。いや、ラー油はちょっとお腹にきたけど、それはわかってのことだしな、というあたり。以上。