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気持ちはいつでも28歳(気持ち悪い)

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おれもいよいよ38歳になって、完全におっさんなのだけれど、その実感がない。37歳から38歳というのは我ながらかなり年を取ったな、という数字の印象があるのだが、そう言いながら身の丈と年齢に違和感がある。

そうだな、さすがに18歳とは言わない。28歳、そのくらいがしっくりくる。まだまださまざまな可能性に満ち溢れた18歳でもないが、社会人としてのステージをしっかりとのぼってきて成熟の域にある38歳でもない。中途半端に若者扱いされ、場合によっては人生経験ベテランの域にある28歳くらい。そんな感じ。

おれは早生まれだから人より10歳若いんだ、というおれの謎理論がここにきて確固たるものになったような気がする。謎だ。引きこもりだった時期を引いて考えてくださいといっても、10年引きこもっていたわけでもない。もっとも、その引きこもりの数年で、上がるべき階段を上りはじめず、ただ真っ平らで先のない平地を歩き始めるはめになったわけだが。

そんなわけで、おれは永遠の28歳。なにそれ、気持ち悪い。気持ち悪いな。世間の38歳、家庭を持ち、子供の成長を気にかけ、マイカーやマイホームのローンを払い、生命保険に入ったり、地域のボランティアに参加したりする、そういうことが一切ない。おれは、ただの大人子供だ。でも、いつもフレッシュ。観るもの聴くものすべてが新しい。やっぱり気持ち悪いな。38歳になってなにがフレッシュだ。というか、普通に28歳の平均的な人の方がおれよりもほとんどの面で多くの経験を積み、そして優れているだろう。

もう、何を見聞きしてもなんの糧にもならず、積み重ねてきたものもなく、ただただなにか発想のようなものが枯渇していくだけ、涸れていく井戸。それがわかっていながら年相応の実感を得ることなく、成長も成熟もなく、そしてこのまま死んでいく。すぐにでも死んだほうがいいんじゃないのか。独身貴族というものはあっても、独身下民というものはない。それはただの下民だ。下民は毎日糊口をしのぐのに精一杯で、未来への展望はない。年金だけでは生きていけない。それは確定している。おれは人生を蔑ろにしすぎた。しかし、もうすべて遅い。今からなにを始めるにも遅すぎる。ただ、いま、おれが18歳だったら、28歳だったら……結局のところ同じことだ。おれはなにもしたくないんだ。8歳のころからそうだった。うんざりしはじめて30年以上、おれはもう、ほんとうになにもしたくない、強いられたくない、ただただ、酒飲んで、フラフラとしていたいだけなんだ……。

 

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