女と昼飯に回転寿司を食べた。ジャンボおしどり寿司。知ってるか? 神奈川県民なら知ってるか? ちゃんと人が握るんだ。ただ、ちょっと高いんだ。
そのあと、夕方から予定のある女と別れて、一人で江ノ島でも行こうと思っていたが、あまりの暑さにやめにした。かわりに買い物をした。おれはまったく予定になかったメガネを買った。すごく軽いメガネだ。おれはいろいろのメガネを持っている。おれはいろいろの靴を持っている。おれはいろいろの服を持っている。べつに高いものじゃない。ただ、顔は一つしか無いのにいろいろのメガネがあって、身体は一つしかないのにいろいろの服を持っている。そのくらい許せ。
許せ、神よ(神は洋光台の方からやってくる)。
上島珈琲のオレンジミルク珈琲。攻めている。わりと美味しい。
そしておれは山手に帰る。
坂を登るとピンク色。なにかカバーをして塗装をしていたのは知っていたが、開いてみたらピンク色。
おれは、この壁はなにか公共的な壁かと思っていたのだが、違うのだろうか。それとも、公共的に「ピンクにしよう」としたのだろうか。
どうも、よくわからない。景観条例みたいなものがあるかどうかもしらない。
ただ、ピンク色に、なったんだ。ひょっとしたら、なにか下塗りというか、この上にさらになにか別の色をのせるのかもしれない。それにしても、今はピンクだ。
ピンク、なんだよなぁ。
ピンク色、嫌いじゃない。そういう色の服も少なくない。多くもないが。
まあ、色とりどり、世間、空間、都市、好きにすればいいさ。
草の生えたエンジンに火をいれてもいいさ。
ビワの実を収穫しなくたっていいさ。
ニトリで珪藻土のコースターを買った。悪くないんじゃないのか。
メガネを衝動買いしたら、同じくらい馬券で勝ってた。これにより、毎年6月10日は「メガネ競馬の日」と制定する。そして、ラテンロックの宴が催される。
— 黄金頭 (@goldhead) 2017年6月10日
うん、悪くない。