2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

新しいマズローのピラミッド ダグラス・ケンリック『野蛮な進化心理学』を読む

野蛮な進化心理学―殺人とセックスが解き明かす人間行動の謎 作者: ダグラス・ケンリック,山形浩生,森本正史 出版社/メーカー: 白揚社 発売日: 2014/07/18 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (12件) を見る おれは目下のところ進化心理学が好きだ。そし…

【お恵み】よいスコッチは「コスパ」が高いのです【感謝】

いきなりラガヴーリン16年お恵みいただきました。いきなりチビチビ飲みました。多幸感。 何度でも同じことを書きますが、酔いにも良い悪いがある。同じだけの純アルコール量を摂取したからといって、同じように酔うわけではない。私は、シングルモルトのスコ…

はてなダイアリーの記事こっちにもってきました

読者各位。 はてなダイアリーが廃止されるとのことで、はてなダイアリー(「関内関外日記跡地」)の記事をこっちに持ってきました。べつに自分でやらなくても強制執行されるということだったのですが、まあ自分でやりました。 はてなダイアリーとおれ。おれ…

おれの薄い本のその後について

おれはおれの薄い本を出した。否、出してもらった。おれはおれの薄い本を一冊だけもらって、あとは話が耳に入るばかりである。このようなことでいいのか? いいのだろう。おれには集金の方法もわからぬし、発送の方法もわからない。DTPについては仕事柄知っ…

猫を四匹撮るまで帰れません

女が「朝、ジョギングしていると梅の香りがする」などというので、おれは根岸森林公園でも梅が咲いているのではないかと思い、部屋を出た。 猫が歩いていた。少し暖かくなってきて、猫が外に出る季節なのだろうか? このあたりは、車が入ってこれない路地な…

東スポのある世界とない世界(なんでもない日の夕焼け)

おれは、金曜の夜に安ワインを一本開ける。 土曜日、起きるのは決まって午後二時すぎ。 おれは顔だけ洗って競馬をする、小銭が行き来する。 午後四時半、最終レースが終わると、おれはシャワーを浴びて、 コンビニに行く。 日曜日の出馬表を求めて、コンビニ…

貧乏だから野菜が食えないとかいうのは毎晩キムチ鍋を食べないやつの戯言にすぎない・冬

貧しいからカップラーメンを食う? 惣菜パンばかり食う? 牛丼ばかり食う? なにを言ってるんだ? おれにはわからない。おれたちにはキムチ鍋があるじゃないか。 キムチ鍋。 pic.twitter.com/Y9p1hxKJUF— 黄金頭 (@goldhead) January 22, 2019 キムチ鍋。 pi…

映画『三度目の殺人』を観る

三度目の殺人 発売日: 2018/03/07 メディア: Prime Video この商品を含むブログ (6件) を見る 三度目の殺人 Blu-rayスペシャルエディション 出版社/メーカー: アミューズ 発売日: 2018/03/07 メディア: Blu-ray この商品を含むブログ (4件) を見る もう、テ…

映画『全員死刑』……ラーメンが獣臭い度★★★☆☆

全員死刑 発売日: 2018/05/02 メディア: Prime Video この商品を含むブログ (2件) を見る 全員死刑【Blu-ray&DVD】(期間限定生産) 出版社/メーカー: アルバトロス 発売日: 2018/05/02 メディア: Blu-ray この商品を含むブログ (1件) を見る 『孤高の遠吠』の…

また会おう、カントリー。『ブラッド・エルドレッド 広島を愛し、広島に愛された男』を読む

ブラッド・エルドレッド~広島を愛し、広島に愛された男 作者: ブラッド・エルドレッド 出版社/メーカー: 洋泉社 発売日: 2018/02/24 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る プロ入り後、アメリカで数多くのチームに在籍したけど、将…

マメとライトありがとうございます

(左:マメ、右:ライト) マメとライトをお恵みいただきました。なぜ、マメとライトかわかりません。でもマメとライトなのです。 マメ サラダクラブ 10種ミックス(豆と穀物) 40g×10個 出版社/メーカー: キユーピー 発売日: 2014/02/21 メディア: 食品&飲料 …

こいつはどこに歩いていこうとしているのか ― 黄金頭『ずったら ずったら 関内関外日記アンソロジー』を読む

黄金頭の『ずったら ずったら』を読んだ。まず第一に言いたいのだが、文字が小さいのだ。そして、その文字がぎゅうぎゅう詰めになっている。11編の断片がそれぞれ勝手に主張していて、それがなにかひとつの「圧」になっている。文章は悪くない。いろいろな作…

チャールズ・ブコウスキー『ワインの染みがついたノートからの断片』を読む

ワインの染みがついたノートからの断片 -未収録+未公開作品集- 作者: チャールズ・ブコウスキー,中川五郎 出版社/メーカー: 青土社 発売日: 2016/07/22 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る おれとブコウスキー、ブコウスキーとおれ(←だれ…

【感謝】追いスープはるさめ、ありがとうございます【感激】

調子に乗ってほしい物リストのことなど書いたら、さらに追いスープはるさめが届けられる時代、この時代が正気だと言えるだろうか。言えなくてもいい。少なくも、おれはしばらくの間、昼食のスープはるさめに困ることがないのだ。これが下支えになって、おれ…

死に向かって、淡々と―レイモンド・カーヴァー『滝への新しい小径』を読む

滝への新しい小径 (村上春樹翻訳ライブラリー) 作者: レイモンドカーヴァー,Raymond Carver,村上春樹 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2009/01/01 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 4回 この商品を含むブログ (9件) を見る 読んでいたようで、読…

『なぜペニスはそんな形なのか』ジェシー・ベリング

なぜペニスはそんな形なのか ヒトについての不謹慎で真面目な科学 作者: Jesse Bering,鈴木光太郎 出版社/メーカー: 化学同人 発売日: 2017/03/02 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る というわけで、なにもかも言ってしまうことから始めよ…

【お恵み】春雨スープ詰め合わせ感謝【復活】

春雨スープの詰め合わせの詰め合わせをお恵みいただきました。近ごろはというと、昼はこのスープ、100円ローソンの野菜の煮物、サラダ、という野菜ばっかり食ってる身の上ゆえ、非常にありがたく。 そうです、ダイエット、しているのです。体重は減っている…

在りし日の旅の記録よ……データ復旧ソフトに金払う

先日、自宅の外付けHDDが壊れた。おれはこんなことを書いた。 新年のスタートで安目を売る - 関内関外日記 外付けHDDがほぼ壊れている。中にはおれの撮ってきた写真が詰め込まれている。が、会社にも同じバックアップがあるので、それほど焦ってはいない が…

おれの、小さな、薄い本を、よろしくおねがいします ―第三回文学フリマ京都 (2019/1/20)

夕刻、外の空気を吸うと言って職場から外に出る。空は晴れているのに、地面が濡れていた。知らない間に雨が振り、雨がやんでいたのだ。郵便受けを見ると、そこにはおれ宛の小さな郵便物があった。 おれの、おれによらない、小さな、薄い本だった。校正用に送…

そういえばATOKはおれの脳みその拡張だったのだけれど

aikawame.hateblo.jp こちらの記事を読んで、「おれもATOK使いだったなー」と思った。おれがパソコンというものに触れてから、IMEはATOKだった。父親がそうしていたので、それに倣った。というより、「ことえり」の馬鹿さ加減というのは、中学生だったか高校…

幽玄でも無限でもなく - 桜玉吉『伊豆漫玉ブルース』

伊豆漫玉ブルース (ビームコミックス) 作者: 桜玉吉 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2019/01/12 メディア: コミック この商品を含むブログを見る おれと桜玉吉。桜玉吉とおれ。おれは「ファミ通」の「コン」と「信」が行方不明になる前から「ファミ通」…

ひたすら少数の者のために手紙を書くがいい

今週のお題「ブログ初心者に贈る言葉」 すばらしい詩人の一人である田村隆一はこう書きました。 沖にむかってどこまでも歩いて行くのだ そしてひたすら少数の者たちのために手紙を書くがいい 「新年の手紙」部分 私が十年とそこらブログというものを書いてき…

新年のスタートで安目を売る

今年は死なないようにしようと思っている。なんとか2020年いっぱいまでは生きるつもりである。おれがこれほど前向きな言葉を述べるのは、じつに貴重なことなのである。 というわけで、2019年という年については、ひっそりと、息を潜めて、だれにも見えないよ…

赤ヘルかぶった長野久義はちょっと想像つかないのだけれど

はじめに目にしたのはスポーツナビだったと思う。正確な見出しは覚えてないけど、ともかく、広島が人的補償で巨人から長野獲得、というものだった。おれは普通に声を出してしまった。仕事中だぞ。 でも、そのソース、東スポである。半信半疑……と思いきや、か…

腰と精神

腰を据える、本腰を入れる、腰砕けになる……腰にはそんな慣用句がある。おっさんになって腰をやってしまって、あらためて「人間、腰よな」などと思う。なにせ「にくづき」の「要」だものな。 goldhead.hatenablog.com 年のはじめから、腰痛になった。四十路の…

新春! 腰を痛めて仕事始めの前に整形外科へ行くことになるの巻

神に誓って、おれに誓って、ベリヤに誓って、おれはなにも悪いことはしていない。間違った動作はなんにもなかった。ただ単に会社の駐車場の段差と呼べるかどうかという段差を越えただけだ。もう停車するのだから、スピードなんか出ているわけでもない。ほぼ…

チャールズ・ブコウスキー『指がちょっと血を流し始めるまでパーカッション楽器のように酔っぱらったピアノを弾け』を読む

酒を飲み 競馬をし 詩に賭ける以上に することもなし ブコウスキー詩集―指がちょっと血を流し始めるまでパーカッション楽器のように酔っぱらったピアノを弾け 作者: チャールズブコウスキー,Charles Bukowski,中上哲夫 出版社/メーカー: 新宿書房 発売日: 19…

エミリー・ディキンスンをちょっとだけ読む

シオランの『カイエ』を読んでいると、何回か繰り返し出てくる事柄がある。モンゴル、日本、そして詩人エミリー・ディキンスンである。エミリー・ディキンスンを賛美するというか、心酔しているというか、崇めているというか、えらい調子なのである。そこま…

正月から『若おかみは小学生!』を観て精神崩壊

ありがちな話ってので、悪の大魔王とか、不幸な身の上の悪鬼羅刹だとか、心を持たぬ殺戮コンピュータなんかに、正義の味方が力や技では勝てなくて、それでも、なんか愛とか慈愛とか、優しさに包んだりして、「わ、私にもまだ心というものが……」とかいって浄…

平成三十一年 初詣

桜木町北改札口野毛方面。出てみるとウォールができていた。 ウォールができていたというより、何かが取り払われてウォールのように見えていたのであった。ここから先、横浜駅までの遊歩道が整備されるとかいう話なのだっけ。 伊勢山皇大神宮どーん。なんか…