2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

メンチカツカレーの日

JR石川町の駅は、川によって分断された駅である。北口は寿地区にあり、南口は元町商店街にある。JRとしては「北口は中華街にある」と言ってほしいところだろうが、まあどうでもよろしい。 その北口に、へばりつくように店ができた。カレー屋である。日乃屋カ…

反出生主義者はへこたれない 森岡正博『生まれてこないほうが良かったのか?』を読む

生まれてこないほうが良かったのか? ――生命の哲学へ! (筑摩選書) 作者:正博, 森岡 発売日: 2020/10/15 メディア: 単行本(ソフトカバー) おれは反出生主義者を自認している。 おれの反出生主義は、シオランを読んで目覚めたものでもなければ、べネターを読…

ホモ・バクチスルデヤンス

またまたBooks&Appsさんに寄稿させていただきました。 とりあえず、読んでください。 とりあえず。 blog.tinect.jp 読みましたか? 読みましたね? どうですか、実にしょうもない話だ。いい歳した大人が、道を歩いていて外車の数を予想して、数えている。ど…

YouTuberとかのせいで他愛のないいたずらもつまらないものになっていく

こんなニュースがあった。 gigazine.net まったくどうでもいい、しょうもない、くだらんいたずらだ。「あー、ばかばかしいわー」と思う。あるいは、その感情すら抱けないかもしれない。 でも、たまにこういういたずらでちょっと笑っちゃったりすることもある…

カクテキ戦記 べつにキムチが嫌いになったわけじゃないんです

おれはキムチ鍋を受け付けない体になった。理由はキムチ鍋ばかり食っていたからである。 goldhead.hatenablog.com そしておれはいま、お好み焼きへの回帰を行い、順調である。 しかし、キムチ鍋が残していったものがある。キムチの素である。 桃屋 キムチの…

小川一水『コロロギ岳から木星トロヤへ』を読む

コロロギ岳から木星トロヤへ 作者:小川一水 発売日: 2013/11/15 メディア: Kindle版 おれは小川一水の『天冥の標』を読んだ。すばらしい読書体験だった。小川一水はほかに二冊くらい読んだかもしれない。『コロロギ岳から木星トロヤへ』は未読だった。未読だ…

映画『ブルータル・ジャスティス』と映画秘宝についてちょっと

ブルータル・ジャスティス(字幕版) 発売日: 2020/11/02 メディア: Prime Video 映画『ブルータル・ジャスティス』をみた。正直、長い映画だった。けれど、スマホを見たり、早送りしたりということはなかった。それなりに見せる映画だった。けれど、長かった…