負けた

 一つの的中の裏側には、その何十倍もの「惜しいハズレ」がある。だから、確率的には「惜しい」を引く可能性は、的中の何十倍も簡単なのだ。そうわかっているのだけれど、この日ばかりはそうじゃないよって感じの2004年9月18日だった。桜木町の場外へ到着してから実に四レース連続的中させた。ただ、ほとんどトリガミ状態。で、その後、なんでそういう奇跡的なかすりかたをって感じの負けが続いた。家に帰ってEZ-WEBでやった大井まで。
 ところで「トリガミ(とりがみ)」という言葉。ギャンブル用語で、的中したものの、投資より配当が少ないことを指す。由来は「取り神」で、神様の取り分、みたいな感じだろう。ワインにおける‘天使の分け前(Angel's Share)’だ。……と思っているのだが、検索しても出てこないし、自分が果たしてこれをどこかで読んだのかも定かではない。だから、「取り紙」であったり、「鳥神」であったりする可能性もある。