まだまだ菊花賞を考える。やはりG1を勝つには、それ相応の名前であってほしい。これはもう、先入観そのものだ。菊で言えばマチカネフクキタル、それに、ついこないだのカルストンライトオ。そもそも、それ相応ってのも俺基準でしかない。
そんで、今回の面子。これはちょっとってのはないな。
- ホオキパウェーブ。ホオキパって響きは妙だホオキパってのはハワイのサーフ・ポイントか。縁のない話だ。なんか力抜ける。ホオキパ。
- オペラシチー。競馬ファンにとってシチーといえばシチーであり、シチー以上でもシチー以下でもないのだけど、歌劇都市とか考えると、ちょっといい名前かもしれない。けど、やはりシチーだ。
- ハーツクライ。アイリッシュダンスとケルト音楽の融合の何たらいう舞台の一曲とか。しかし、父親が日曜日の静寂だった頃、母はアイリッシュ、そして息子は心の叫びとなると、これはもうJRAならぬIRAではないですか。けど、ちょっと暗いけどいい名前だ。この一族だと、スピードアイリスとか好きだったな。
- デルタブルース。悪魔と十字路で遭うあれだ。コーエン兄弟の『オー!ブラザー』にも取り入れられてたっけ。ちょっと菊花賞のイメージじゃないな。
- スズカマンボ。マンボは菊花賞のイメージじゃないな。
- ブラックコンドル。なんか単純すぎるな。「東北楽天ゴールデンイーグルス」みたいだ。
- モエレエルコンドル。いや、実はこれが一番のお気に入り。「エレ」と「エル」が韻を踏み、二つ目の「エル」と「ドル」も韻を踏んでいるのだ。「コ」と「ド」の「お音」が繰り返すのもいい。この複雑な多重インブリードが、九文字という馬名の域を超えた、複雑で深みのある馬名を生み出しているのだ。まさにコサージュ理論。いや、意味がわからない。
さあ、明日何を買うべきか。50周年記念だから5-10と第65回だから6-15は押さえるつもり。