一場投手に告ぐ

http://www.nikkansports.com/ns/baseball/amateur/p-bb-tp5-041025-0005.html
 私は一場靖弘投手に言いたい。もしも、本当に心を入れ換えて、日本のプロ野球で野球をやりたいと思うのならば、広島東洋カープに入りなさい、と。そうでなくては、世間の目は許しませんよと言いたいのだ。これは別に、私がカープファンだから言ってるのではありません。獲得に名乗りをあげているのは、中日、日ハム、西武ということである。しかし、何処へ行っても悪行は消えないからである。
 中日は投手王国とも呼ばれ、落合という優れた指揮官のもとで、順調に活躍もできるであろう。また中日は(今季は補強しなかったとはいえ)、金満的傾向のある球団でもあり、俸給も沢山貰える事でしょう。しかし、それでは悪名は消えません。「お金はいらいないのです。野球がしたいのです」とアッピールするのが肝要なのです。
 日ハム。北海道移転でイメージの良い日ハムだが、北海道というのがよろしくない。まるで、罪人が蝦夷の地に送られるようなものだと、私のような年代の者は思う。それに、大学OBに甘やかされては、元の木阿弥、世阿弥観阿弥ではないですか。
 そして、西武。堤オーナーの不祥事があったばかりではないですか。一場さん、貴方が西武入りしたら、なんて言われると思いますか。「上場取り消し右腕」とか、「インサイダーエース」とか言われるに違いないですよ。
 だから、広島へ来なさい。広島なら裏金もない。せいぜい「お好み焼きおごられたくらいだナ」と思われるのが関の山です。年俸もそうそう上がらないから、世間の反発もかわせる。そもそも、何より起用と育成がデタラメなので、年俸が上がるほどの成績も残せない。先発かと思ったら抑え、抑えかと思ったら先発。ちょっと好投しようものなら連投に次ぐ連投。気が付いたら故障してて、二軍で横手投げに改造されているなんて日常茶飯事です。こんな艱難辛苦を味わう貴方を見て、誰が裏金のことなどいいだしましょうか。そしてひっそりと球界を去り、日刊ゲンダイの「あの人は今」に出るのです。出て「裏金ですか?女と酒に全部使っちゃいましたよ、ハハハ」とコメントしなさい。それが、野球を蔑ろにしたあなたへの罰なのです。私はそのゲンダイを捨てずに取っておくと約束しましょう。だから広島へ来て、一場君。