菊花賞ジョッキー、騎手免許試験を受験す

http://www.nikkansports.com/ns/horseracing/p-hr-tp0-041027-0003.html

試験の手応えを聞かれると「正直、難しかったですわ」と顔をしかめた。

 地方騎手が中央の騎手になるために、地方の名手が競馬学校を出たばかりの若者に混じって筆記試験を受ける。この不自然さは、アンカツの時から、あるいは‘アジアの道川’(道川満彦。益田競馬出身で一躍アジア競馬に挑戦し、シンガポール/マレーシアのリーディングジョッキーに。その後八百長事件のとばっちりで帰国、JRAの騎手試験を受けるも不合格)の頃から言われてきたことだろうか。もし、今年の試験で岩田康成騎手が不合格になったとして、JRAが騎手に値しないと判断した騎手が、最高峰のクラシック競走を勝つって現状はなんなんだ?
 一方で、中央の若手はそんな地方騎手や外国人騎手の活躍で、騎乗の機会すら少なくなっている。競馬学校では進級基準を厳しくして、蛇口を絞ってる現状というhttp://www.nikkei.co.jp/keiba/column/20041018200410181058.html。これから地方騎手への門戸が開放され、中央のレベルが上がったとしても(それが自然なこととは思うが)、その後の世代の空洞化なんてことにはならんだろうか。
 詳しい知識も知恵も持ち合わせていない自分だが、そこらあたりを解決するのは、部分部分が壊疽しかかってる地方競馬を放置せず、JRAと一体となって血を循環させることじゃないかと思う。馬も人ももっと流動的に。もっとも、できることならとっくにやってるよ、って話かもしれんけどね。