ジャパンカップダート回顧

 買った馬券は当初の予定通りアドマイヤドントータルインパクトの折り返しから三着五点への三連単十点。応援と記念でナイキアディライト単勝
 スタートでハナを切ろうとするそのナイキに、大外から強襲はローエングリン横山典弘。レース後のコメントはhttp://www.netkeiba.com/news/news.html?param[no]=13220「言い訳はしない。馬は頑張っている」というが、こういう思い切ったことをできるから、横山典はG1のタイトルを獲れる。柴田善臣には獲れない。なんとなくそう思う。ちなみに、ローエングリンは買っていなかった。東スポの予想の一つで「ダート適性云々ではなく、使い詰めのローテで不要」というように書かれており、それに乗ったのだ。たしかに、札幌始動で、とてもじゃないがジャパンカップダート目標のローテじゃない。それ以前にメイチの仕上げはしてしまっているはず。こういう馬は「ダート適性は?」ということに注目が行き、穴人気もするが、他の要素も検討しなければいけない。勉強になった。
 さて、レースはローエングリンが引っ張る。ナイキアディライトは首をひん曲げて嫌々してる感じ。そして、トータルインパクトが早め早めの仕掛け。四角回ってもう先頭という感じ。流石に早すぎるような気もしたが、粘ってくれと願う。が、抜け出してきたのはタイムパラドックス。大本命の後輩を振りきって、ドサ周りから中央のG1をゲット。正直、三着としては買っていたけれど、かなり軽視していた。ハイペースからマイラータイプの追い込みが利く、という予想もあったし。うーん、しかしやはり武豊ですか。
 一方ドンは、どうも調子が悪かったらしい。なのに、二着に来る。調教もやる気ないし、レースもイマイチですよ、と言いながら(馬が言うわけではないが)、二着に来る。これはもう馬券的に厄介とか言うんじゃなくて、えらい馬だわ、ほんと。しかし、ここ楽勝なら有馬買おうかと思っていたが、これじゃどうなるかわからん。
 そういや、フジテレビに一言言いたい。青嶋に実況させるな。基本的に足りてないと思うのだ、競馬を実況する技術が。こういう日はあれだ、やはり及川サトルでも呼ぶべきだ。少なくとも全馬の名前をきちんと読み上げるぜ。「拍手大歓声が湧き起こりますここ府中東京競馬場。本日の第十競走はビッグ・タイトル、ジャパンカップダートであります。世界各地から集いました精鋭……」