そのタイミングに僕は手ぶらで

 近くのクロネコまで行ってきた帰り道の解体されたビルの瓦礫の上の大きなユンボの上にネコが寝ているのを僕は写真に撮りたかったのだけれど僕は手ぶらで部屋に帰ってカメラの電池を充電している間にネコはいなくなってしまうだろう。