東京新聞杯&京都牝馬ステークス

 東西それぞれのマイル重賞、土曜日に買った内外タイムスを読んで読んで出た結論は、「混戦だなぁ」というもの。東京の方はハットトリックが一本被りしてるし、それはそれで納得できるけど、どこまで信頼できるのか。不安要素だってないわけではないのに。ということで、こちらはそのハットトリックと差のない競馬をしたアルビレオを本命にした。たしかに斤量だってより不利になる。が、人気の無さがそれを補って余りあるという判断。すなわち、実力比べではなく、人気による決断だ。馬券は単勝中心で、馬連ハットトリックアサクサデンエンメテオバースト、ミッドタウン、キネティクスと流した。
 一方、京都牝馬S。こちらも紙面からはエリモピクシーが中心視されている。けれど、去年一年好走し続けたとはいえ重賞勝ちは無く、前走勝ったといってもそれほどの強敵でもない。そこで他に目を移すと……、候補がいろいろいて迷った。しかし、その中から一頭ピックアップ。関東馬ウイングレット内外タイムス最終面の「血統ビーム」というコーナーがあり、それによるとこのコースはヘイロー系で千八以上をこなすスタミナが必要という。それを参考にするに、そのコーナーが推すメイショウオスカルより、前走中山の千八勝ってるこいつじゃねえの、と。さらに田中勝春。東京にはウインラディウスもいるけどこちらをチョイス。調教にもまたがってる。これは勝負だろうと。こちらも単勝と、と思いきや単勝買い忘れ。馬連アズマサンダースエリモピクシーヘヴンリーロマンスチャペルコンサートラバンディエーラに流した。
 しかし、一番の勝負は別のレース。東京の9レース、セントポーリア賞。ニューヨークカフェが出てきて注目を集めているけれど、私の注目はデビュー戦で買って勝ったアクレイム。トニービンの肌にスペシャルウィーク。府中で走らないはずがない。鞍上もペリエでイケイケドンドンだ。というわけで、単勝ニューヨークカフェ、オールインサンデー(スギノキューティーなんて懐かしい名前だな)、バブルエスティーム、カンペキに馬連流しで完璧だ。
 で、全ての結果。上記で当たったのは京都牝馬S馬連のみ。アルビレオは良い位置に付けていたけれど、直線の入口では最後列に。勝浦が合うんじゃないかと思ったけど、テレビ神奈川で見たレース後コメントでは、テン乗りで特徴が掴めていなかった模様。ただ、そこで押っつけて勝ち負けになったかどうかはちょっと難しいだろう。ハットトリックはきれいな差し切り。スーパー競馬の面々が言っていたけれど、確かにデュランダルとの追い比べは見てみたい。
 京都の方はカッチーが上手いこと逃げて粘り勝ちか、というところをアズマサンダースが一差し。鞍上は若手の藤岡ジョッキー。父親の厩舎の馬で嬉しい初重賞。どこかで全く物怖じしない強心臓という話を読んだけれど、なるほど大胆な騎乗。最近若手が伸びてこない、伸びにくいという話だけれど、新顔が出てくるのは面白いもの。自分の中で「藤岡」と「松岡」が買ってもいい若手、というもの凄く曖昧なくくりだったけれど、これでなんとなく見分けがついてきた。ちなみに、もう一人ある若手を人工的な贔屓として見ていこうとしているところ。
 で、勝負だったアクレイム。ラジオで聞いたのだけれど、エイシンサリヴァンか。なんかアクレイムは全然名前を呼ばれなくて、かなりの後方一気だったぽいけれど、まあ東京は合うのだろう。成長があれば青葉賞あたりで買えないかな。しかし、今年の三歳馬で追っている馬が「アクレイム」と「マイネルシルバート」という現状で、めでたくクラシックの季節を越せるのかどうか。