最近ヒットした言葉(雑誌「ニキータ」)

http://www.shufu.co.jp/magazine/nikita/

視線を掴み、心を奪う−艶女(アテージョ)的二段戦法
「乳間(ニュウカン)ネックレス」は甘い罠

 俺は先週の金曜日、神奈川新聞の片隅に発見したのだ、「乳間ネックレス」の文字列を。「乳間」には御丁寧にも「にゅうかん」のルビが振ってある。いやあ、しびれた。「ミラノマダムのモテる極意」「ムチでもガリでもいいんです 服の選びで即"ボンキュボンッ」ですよ、あなた。思わず「乳間」で検索しちゃったじゃないですか。すると、ワコールのサイトの用語集なんて、これまた縁もゆかりもないのが出てくる(http://www.wacoal.co.jp/sight/dctnry/cgi/detail.cgi?code=00089)。が、さらに見ていくと、ここらあたり「NIKITA節」とも呼べるような造語というじゃありませんか(http://nba.nikkeibp.co.jp/ueda/ueda15.html、。いいです、すごく。「艶女」で「アデージョ」ですよ、あなた。上のサイトじゃ、サイト係の人が知らなかったのか「アテージョ」になっちゃってますがね、しかし。そりゃもう、年収八百万上、月の小遣い三十万クラス対象の雑誌ですから、地を這う虫みたいな俺とは縁もゆかりもないわけで、「そういう世界があるのかしらん」という立場なわけだけど、この言葉のセンスには正直メロメロです。金曜日から今朝の間に「アデージョ」って百回以上言ってたと思う、ホントに。横浜美術館行っても、あ、あのコートを脱いだら胸元強調のネックレス女性(もちろん一人)、靴や鞄といろいろ高そうだしアデージョじゃないっすか、みたいな。いやあ、けど、アデージョあんまり居ないですよね、そこら辺には。「乳間ネックレスっすよ、ミラノマダムっすよ」とか言っても「冬は寒いし冷たそう」で一蹴ってのが哀れ下々の世界ですよ。いやはや。しかし、年収八百万あって「NIKITA」真面目に参考にしてる年収八百万条件の「ジミータ」なんてどれくらいいるんすかね。そんなんみんなもう金使って「甘い罠」やっちゃって下さい。爆笑もんです。もうこの日本もミラノマダムと乳間ネックレスでアデアデアデージョな社会になったら、そりゃ楽しいです。もちろん、この雑誌の編集室なんかも、アデージョむせかえってるですかね。アデージョ編集!乳間データ入稿!不良(ワル)の色校!うわ、見てみたい。いやはや。しかしもう、俺の知らない世界はまだまだこの世にあって、俺を飽きさせようとはしない。あの丘に向かって走れ!