やりにげコージー/ヘルペス/テレビの記憶

 深夜ゲームを終え、さあ寝ようかというときにたまたまやっていた。ゲストは雨上がり決死隊。途中からだし、この番組を見るのは久々なのでよくわからないが、宮迫博之が大切な物を挙げていき、それについて語っているという内容。吉本の気心知れた仲同士で、会話も弾んでいて面白かったのだが、中でも印象的だったのは芸人の売れていない時の壊れ方。宮迫の寂しがり屋っぷりはともかくとして、「売れたい!」と叫ばずにはいられない衝動とか、ストレスで夢遊病になり新幹線の座席の網で地引き網をはじめる話(千原兄弟の弟が紹介したジャリズムの片方の人の話)だとか、なんという恐ろしい世界だろう。その一方で、勝ち抜いた先に得るものは大きいのだろうけど。
 その勝ち抜き組の最高峰の一人である、ダウンタウン松本のエピソードもあった。なんでも、グアム旅行なんかで普通の旅行者のオッサンのようにビデオカメラを回してはしゃぐとかなんとか。おまけにそれをちゃんと編集して観賞会だとか。以前、「ドケチ裁判」か何かでも、観光地の何でもないようなアトラクションに一人で大盛り上がりとか木村祐一に言われていたっけ。なんかそういう、「普通への志向」みたいなのがあるんかな。よくわからないけれど。
 そういや、グアム旅行で宮迫が一緒にジャグジーに入った山崎邦生にヘルペスをうつされたとか。何でもヘルペスのウイルスは熱で活性化するから、ジャグジーは「ビンゴ!」だそうだ。しかし、治らないとか一生ものとか言ってたけど、そうなんだろか。調べてみると…
http://www.jp-health.com/std/hg.htm

単純ヘルペスウイルスは、薬の服用すれば、不活性化し、病変は治癒するが、一度感染すると神経節に潜伏し、ウイルスが完全に無くなるわけではありません。

 おそらくこのことを言っていたのだろう。しかし、そもそも「発症の有無はあるが、日本人のほとんどの人が感染していると考えられています。」なのか。けど、山崎からうつされたのは性器ヘルペスってことだろうな。となると、おちおち温泉だの銭湯だのにも入れない。何やら股間がむずがゆくなってくるような話だ。宮迫は「子どもに発症したら山崎を殺す」と言ってたけども、感染しちゃうのは避けられないだろうな。
 そうだ、最後は可愛い我が子話だった。これは以前、「アメトーク!」の方でも聞いたことがある。その時のゲストは浅草キッドで、それは珍しい組み合わせと思ったが、これがなぜか水道橋博士と宮迫の親バカ自慢になったのだから変な展開だった。
 なんだかとりとめがなくなってしまった。別に何かまとめなければならないというわけじゃないのだけれど。しかし、あるテレビ番組について、ある程度詳細を思い出せるのは一日が限度だろう。果たして、一日しか頭に残らないようなことを書き留める意味があるのだろうか。それもよくわからないが、何かインプットされた物はアウトプットしておかなければ損、というわけのわからない貧乏性の存在は感じている。たとえば、上にK-1について書いたが、あえて書かなかった試合について述べておいた方がいいのかとか、ガセビアで取り上げられた「つむじを押すと下痢になる」という件(たしかに小学校のころそういう噂があり、互いのつむじを狙うような遊びがあった)や、タモリがノリツッコミを苦手にしており昨夜も失敗した件について書かなくていいのか、とか。ここらあたり、何かヘルペスよりも重い病のような気がしないでもない。