F1オーストラリアGP/はじめてのトーチュウ

goldhead2005-03-07

 もうほとんど興味の霞んでしまったF1だけれど、たまたま土曜の夜に夜更かしして一次予選を見てしまった。やはり何というか、開幕というやつは気になるものだし、初めて見たときは何かの冗談かと思ったレギュレーション変更も気になったのだ。で、新ルールに加えて暴力的な降雨も加わった波乱含みの予選を見たら、本戦だって気になるというもの。ビデオに録って、日曜の夜に早送りを交えつつ観戦。
 早送りを交えつつとはいえ、一レースをまるごと見るのは久々。で、レース自体は波乱どころかみんなが「様子を見つつ」という感じで流れ、結局フィジケラがスイスイ逃げ切ったという感じを受けた。あんまりオーバーテイクのシーンがなかったというか、みんな慎重だったという感じ。タイヤ交換無しルール、ピット戦略が大きく勝敗を左右するのを避ける意味もあるんだろうけど、ダウンフォースが減った上にこれじゃ、猛プッシュもできないって感じなんだろか。終盤は次走へのエンジン保護もあるだろうし。今年のレギュレーション変更はかなり大きなものだったと思うけど、上手く機能してんのかな。……と、ほとんどF-1を見なくなっていた俺は疑問に思ってしまった。
 疑問といえば、わざとピットに入れてリタイアしたBARホンダか。今朝、生まれて初めてトーチュウを買った(F-1に熱心だった時にも買ったことはなかった。何せ、カープファンなので中日の新聞は買えない。いや、今でもカープファンだけど、そのくらいの余裕はある。ただし、スポーツ報知は絶対に買わない。けど、何でトーチュウ=F−1なのか、そのきっかけがよくわからない)のだけれど、そこにはこんなコメントが。中本修平エンジニアリングディレクター(カタカナが多くなるな、F-1の話は)曰く「最後は次戦に新エンジンを使えるオプションを増やすため、2台ともピットに入れました」。要するに、2戦でエンジンひとつ条項の盲点というか隙をついた発想だ、ポイント圏外でのわざとリタイア。しかしまあ、それ以前に「空力の問題でスリップストリームに入れない」という方が問題なんじゃなかろうか。佐藤琢磨には頑張って欲しいが、こんなんで大丈夫かね。
 ところで勝ったのはフィジケラだったが、これはもう特に書くこともない。というか、名前はよく知っているけれど、どんな人なのかよく知らないのです、フィジケラさん。けど、ルノーの車はかっこよかった。うん。あと、あれだ、インド人ドライバーのカーティケアン。全国で「インド人を右に」というフレーズを思い浮かべた人は何人くらいいるんだろ。そんなところ。
 まあ、今回は新レギュレーション初戦だったし、予選での天候不順もあった。多くのチームが使い回しエンジンで迎える暑そうな次戦、そこまではちょっくら久々にF1を気にしてみようと思う。