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何回も何回も、数え切れないくらい聴いたアルバム。かなり完成度が高いと思います。とはいえ、しばらく聴いていなかったので、ここ数日聴いてちょっと美化しすぎていたかな、とも思いましたが。いや、そんなことはない、実にいい。
そういえば、なぜナーヴ・カッツェを知るに至ったのか。それは、フジテレビのその日の放送終了直前に流れていた「サウンドウェザー」という番組を見たのがきっかけでした。それは、番組と呼んでいいかどうかわからないもので、ミュージック・クリップに乗せて明日（というか今日ですね）の天気が出てくるというだけのもの。そこでたまたま、このアルバムの一番目に入っている「TV惑星」のクリップが流れてたんです。数日間その曲だったんですが、その間にノック・アウトされたというわけです。
もちろん「TV惑星」をはじめ素敵な曲ばかりなのですが、特に好きなのが三曲目「チェリー」、六曲目「ジギー」、十一曲目「ネヴァー・ノット」でしょうか。これらはあまりに好きなので、無理に感想文を書きたくないほどです。「ジギー」にはLUNA SEAのギターの人がゲスト参加していたと思いますが、無茶苦茶かっこええので、LUNA SEAをわけもなく好もしく思った覚えすらあります。そんなギターの音色をはじめ、本当に多種多様な彩りを持った音楽。しかし、全体を貫く確固たる世界。次はどのCDを買いましょうか。いや、あまりCDを買うお金などないのですが、今買っておかなければ、と思うと我慢ができなくなりそうです。
