パリブレストの乱暴者

 パリブレストは前走単勝を買ったら勝ってくれた馬。その時は馬名だけで買った。無論、俺が洋菓子の名前(http://www.ucc.co.jp/coffee/sweet/20.html)など知るはずもない。ジャン・ジュネ『ブレストの乱暴者』(ASIN:4309462243)からの連想である。そして、一度いい思いをさせてもらうと、次も買わずにはいられないのが俺の悪い性。
 というわけで、スプリングステークスは、ヴァーミリアンペールギュントスキップジャックも差し置いて、パリブレストから行ってみることにした。アドマイヤジャパンのその後を見るに、昨年末のラジオたんぱ杯のレベルは低くない。しかし、その時ちょっとレベル低そう、と思ったのがなかなか消えないのも確か。まあ、このレースを見てみればわかる。
 一方、阪神大賞典。やや低調なメンバーで、上がり馬アイポッパーに注目。しかし、朝の段階で断然の単勝一人気というのはちょっと気になるが。それでもいいさと、アイポッパーから三連単を買った。配当的にウイングランツに期待。
 岡部幸雄騎手引退記念競走は、今年の金杯の本命馬アルビレオから。蛯名も二度目で、実績馬相手にも期待は大きい。ああ、どれかいっこくらい当たらないものだろうか。

翌日追記:何が乱暴者でしょう。たしかに、スタートから最初のコーナーの間に田中勝春騎手と喧嘩していたように見えましたが、それっきり見せ場なかったじゃないですか。これじゃ乱暴者どころか駄々っ子です。ただ、何やら品のある馬体とは思うので、今後の成長に期待です。勝ったダンスインザモアは、内外タイムスの鈴木和幸が本命にしており、好きな予想家に乗らずに外したときの(それも穴で)悔しさが残るばかりです。で、ヴァーミリアンペールギュントは本番でどうしましょう。
 一方、阪神大賞典は六歳にして「距離適性がわからない」と陣営に言われる馬、マイソールサウンドが勝利。これで四年連続重賞勝利というから、浮き沈みが激しいというか、アテにならない馬ながらも実は堅実というか、なんというか、変な馬。天皇賞・春で買う気にはならないけれど……。
 そして、岡部記念。アルビレオは勝ったけれど、相手が違った。ここのところ競馬いい話が全くない。これは恐ろしい話だ。