K-1ソウル大会

 竹島問題であちらさんがカッカしてるタイミングに重なった、ってのがK-1が運からも見放されてる証拠かもしれない。ただ、今大会の内容を見るに、やはり運のせいにもできないだろうって気もした。
 家に帰ったのがちょうど八時頃で、いわゆる「八時またぎ」で曙対角田信朗の最中。やっぱ曙でかいなぁ、と思いつつ見ていると、試合は判定に。そんでもって曙初勝利。……なんかさ、どうせ曙に勝たせるんなら、派手にぶっ倒れるくらいやればいいのにとか思った。
 あと、チェ・ホンマン若翔洋若翔洋若貴兄弟の盟友だったせいで、曙の対戦相手に楽させようとしたわけじゃねえだろうけど、なんだかなぁ。どっから連れてきたんだ、ほんと。他にヘビー級のキックボクサーなんていくらでもいるだろ。
 えーと、曙対ホンマン。急にタオル投入でなんだかさっぱり。つーか、スモウとれ、お前ら。
 ガオグライ・ゲーンノラシン堀啓。俺はガオグライびいきなので、この試合もガオグライを応援したけど、それほど圧倒してる感じじゃなかったな。スリップダウンが多いのも気になった。
 ガオグライ対ホンマン。いやー、しかし、なんつーマッチメークだ、これは。グローブの大きさだけ見ても、なんか笑っちゃうくらい差がある。ガオグライの魅力は、その差について文句を言えないところに敢えて挑んでるところなのだけれど、なんかこりゃ流石に無理だろ、みたいな。それでも、あのムエタイ笑いにはゾクゾクするような魅力があるな。ホンマンのにやけ面とも、セフォーとハントが殴り合ったときみたいなのとも違う、人工的な笑い。目が笑ってない笑い。あれは怖い。
 けど、試合の方は噛み合ってないとしか言いようがないような。あの体重差では、殴ったり蹴ったりしてることもダメージになりそう。最後の最後あたりホンマンが疲れてきたようだったけど、まあ、判定もあんな感じだろう。首相撲から本職が韓国相撲の奴を何度か投げたのはガオグライの面目躍如だったけれど。
 で、結局ホンマンが優勝したわけだけど、まあ、なんだかなぁ、と。いや、ただ、ホンマンは予想以上にやれたとは思う。素人目に見て。ガオグライ相手にみせた、小さな跳び蹴りで入るところとか、身のこなしも案外早いし。ただ、今回は相手が弱すぎ、小さすぎで、一線級とやったらどうなることやら。
 えーと、他の試合は、レイ・マーサーだっけ、倒れるくらいのことはしてほしい。セーム・シュルトが出てたのか。シュルトは玄人っぽい人の評価が高い印象があるけれど、久々に名前を見たな。うーんと、えーと、まあそんところ。